水稲玄米のカドミウム濃度に対する生育後期の湛水中断処理の影響

水稲玄米のカドミウム濃度に対する生育後期の湛水中断処理の影響

レコードナンバー733938論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009235NACSIS書誌IDAN10055822
著者名稲原 誠
山田 宗孝
東 英男
書誌名富山県農業技術センター研究報告
別誌名Bulletin of the Toyama Agricultural Research Center
Bull.Toyama.Agric.Res.Ctr.
富山県農技セ研報
発行元富山県農業技術センター
巻号,ページ23号, p.11-18(2006-12)ISSN0913915X
全文表示PDFファイル (768KB) 
抄録神通川流域のカドミウム汚染レベルの低い県有農用地の表層土を用いたポット試験により、水稲のカドミウム吸収抑制を目的とした出穂前後40日間の湛水管理について、8日間の湛水中断処理を時期を変えて実施した場合の玄米カドミウム濃度への影響を検討した。水稲生育への影響は、水稲の水の要求性が高まる出穂前4日から出穂後4日までの中断処理により顕著となり、成熟期の稈長が短くなると伴に不稔籾数が増加した。玄米のカドミウム濃度は、湛水中断処理により処理時期に関わらず増加した。処理時期の影響としては、出穂後4日から出穂後20日までの登熟期間における中断処理で、玄米カドミウム濃度の増加が顕著となった。このことについては、中断処理後の再湛水期間で低温によりEhの低下が緩慢となったことの影響も考えられ、物質転流の盛んな登熟盛期に固有のリスクと評価することはできなかった。これらのことから、40日の湛水管理期間においては、いずれの時期も湛水の中断により玄米カドミウム濃度が増加するリスクが存在し、玄米カドミウム濃度の低減と収量の安定化を図るためには、出穂前後40日間において湛水管理を継続することが重要と考えられた。
索引語カドミウム;湛水;処理;玄米;濃度;出穂;水稲;時期;管理;生育
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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