カタログ分析によるドイツのグリーン・ツーリズムの動向と農家のマーケティング方策

カタログ分析によるドイツのグリーン・ツーリズムの動向と農家のマーケティング方策

レコードナンバー734004論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名鈴江 恵子
進士 五十八
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ51巻・ 4号, p.167-176(2007-02)ISSN03759202
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抄録本研究は、グリーン・ツーリズムを農家の片手間から第二の収入源に成長させ、田園産業と位置づけることに成功している最新のドイツの動向について、主としてカタログ資料により把握することを試みたものである。ツーリズムの提供者である農家民宿経営者や推進団体が、利用者の認識や関心をどのようにマーケティングに反映させているのかについては、資料分析に加えて現地関係者のヒヤリング等を参考にした。その概要は以下のとおりである。(1)ドイツの人々がグリーン・ツーリズムに持つイメージは家族との休暇旅行であり、新鮮な空気と清潔な環境に期待を抱いている。農家民宿経営者はかなり正確にこのことを理解しており、適切なマーケティングを行っている。また、推進組織も需要喚起のため利用者の関心を喚起するイメージ戦略を持ち、経営者と協力して顧客拡大に努めている。(2)農家民宿が発展した理由のひとつが推進団体による品質等級制度の導入である。一般の宿泊施設との比較が可能になったことで顧客に対するサービス等の情報の透明性と利便性が向上し、ビジネスの基盤が確立された。農家の経営者は本制度を積極的に導入しているが、競合に勝つため施設は、大規模化、高級化する傾向が強くなっている。(3)農家民宿の数が一定規模に達した現在、地域や特性による差別化が求められている。推進団体も農家民宿経営者もそれぞれ顧客層に合わせたターゲット・マーケティングを行っており、ドイツのグリーン・ツーリズムはかなり多様化している。(4)グリーン・ツーリズムをビジネスとして定着させることができた背景には、全国・地方レベルの推進組織や農家民宿経営者が協力してマーケットを開発したことがある。しかし、日本との最大の違いは、ドイツでは個々の農家が経営者としての意識を持ち、競争優位の精神でビジネスに取り組んでいることである。
索引語農家;リズム;民宿;ドイツ;団体;分析;動向;組織;制度;導入
引用文献数32
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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