中国内蒙古原産発酵乳製品から分離した高胆汁酸および低pH耐性能をもつ乳酸菌

中国内蒙古原産発酵乳製品から分離した高胆汁酸および低pH耐性能をもつ乳酸菌

レコードナンバー734162論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014790NACSIS書誌IDAA11125739
著者名津田 治敏
原 和志
宮本 拓
書誌名ミルクサイエンス = Milk science
発行元日本酪農科学会
巻号,ページ55巻・ 3号, p.129-134(2007-01)ISSN13430289
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抄録腸管定着性が期待される乳酸菌を用いたプロバイオティクス発酵乳製品の創製を目的として、中国内蒙古自治区の伝統的発酵乳製品から分離した乳酸菌122株の中からプロバイオティクス機能を有する乳酸菌を探索した。プロバイオティクス機能を有する乳酸菌の指標として、0.3%Oxgall含有MRS液体培地で6時間培養後の生育度(OD620nm)、pH2.0とpH3.0に調製した人工胃液あるいは人工腸液に対する耐性を菌数変化により測定した。耐性に優れた菌株を選択し、生理・生化学的性状試験による菌種の同定、APIZYMによる生産酵素の活性の測定および大豆ペプチドあるいは酵母エキスを添加した還元脱脂乳培地での生酸活性の測定を行った。試験の結果、0.3%Oxgall含有MRS液体培地での生育度が60%、pH2.0に調製した人工胃液中で3時間後の生存率が71%であり、しかも人工腸液に耐性を示した乳酸桿菌301102株を最終的に選択し、糖類発酵性などの性状試験の結果からこの菌株をLactobacillus plantarumと同定した。本菌の特性としてはロイシン-アミノペプチダーゼの強い活性を示したがその他のプロテアーゼ活性は見られなかった。また、胆汁酸に対する耐性は極めて高く20%Oxgall含有MRS液体培地で生育した。生酸活性は、還元脱脂乳に大豆ペプチドあるいは酵母エキスを添加することで向上し、ともに24時間培養後の酸度が1.0%まで上昇した。これらのことからLb.plantarum 301102は発酵乳製品への応用が期待され、摂取後は生きて腸管に届き、プロバイオティクス効果を発揮すると考えられた。
索引語中国;発酵;乳製品;胆汁;酸;pH;性能;乳酸菌;腸;定着
引用文献数15
登録日2011年07月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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