転移能を有するサツマイモ・レトロトランスポゾン塩基配列から推定される逆転写開始複合体の特徴

転移能を有するサツマイモ・レトロトランスポゾン塩基配列から推定される逆転写開始複合体の特徴

レコードナンバー734197論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015342NACSIS書誌IDAN00033029
著者名田原 誠
山下 裕樹
書誌名岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
岡山大学農学部学術報告
発行元岡山大學農學部
巻号,ページ96号, p.7-11(2007-02)ISSN04740254
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抄録カルスにおける転移が示されたサツマイモLR型レトロトランスポゾン(Rsp-1)の塩基配列を調べたところ、逆転写が開始される際、転写されたRsp-1のRNAと最初の逆転写のプライマーに使われるRNA(ME)との間で、特徴的な逆転写開始複合体を形成し、この複合体が最初の逆転写とその後の過程で必要な逆転写産物(cDNA)の転移などを確実なものとしていることが示唆された。その内容は、1)転写されたRsp-1のRNA逆転写開始部位の塩基配列は自身のLR配列とステム構造をとること、2)RNA(ME)が結合するRsp-1のPrimer Binding Sie部位には、プライマーの機能を果たすRNA(ME)の3’末端の相補配列に加えて、その隣接部位にRNA(ME)の5’末端部位と相補的な結合部位が存在するために、RNA(ME)の両末端が結合すること、3) Rsp-1の3’末端側に、RNA(ME)及びステム構造に関わる5’LRの部位との相補配列があり、この3’末端側が転写開始複合体と結合することにより、ステム構造が崩れて逆転写が開始されると推定されること、4)逆転写が開始された後も、RNA(ME)の結合によってRsp-1の5’末端と3’末端側に近接した状態が保たれることである。 Rsp-1の3’末端側の転写開始複合体への結合を転写開始の条件とすることにより、最初に合成されるcDNAの3’末端への転移が容易となることなどが示唆された。
索引語転移;サツマイモ;トランスポゾン;塩基配列;転写;カルス;RNA;産物;配列;構造
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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