福島県におけるノシバ等放牧地の造成

福島県におけるノシバ等放牧地の造成

レコードナンバー734403論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019580NACSIS書誌IDAN00217021
著者名富永 哲
佐藤 茂次
書誌名福島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Fukushima Animal Husbandry Experiment Station
発行元福島県畜産試験場
巻号,ページ14号, p.67-73(2006-12)ISSN03876888
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抄録従来から利用されている、肥料を多量必要とする多収型草種に代わり、低投入持続型(初期の導入には労力を多く必要とするが、その後の施肥・雑草管理等が軽減)の放牧用草種として期待されているノシバ等短草型草種の導入手法及び生産性を高標高地(960m)で検討を行った。ノシバ放牧地の標準的な造成方法とされている芝ポット苗法について検討した。また、傾斜地での作業性及び大面積に対応した労力確保において、より優位と考えられる市販ノシバマット(A4版大)を細断して散布する「撒きシバ法」と、張り付ける「張りシバ法」について検討した。ノシバポット苗の育苗では、自生ノシバのランナー先端から15節程度はポット育苗用として高い活着率が期待でき、移植翌年には株数が増大した。また育苗用土は自生地の通し土が最も活着率が高く、市販培養土を含め基肥が少ないほど活着率が向上した。センチピートグラスの導入方法を検討した結果、播種後の定着及びほふく茎の伸長は旺盛であったが、越冬性は認められなかった。なお嗜好性においては問題は認められなかった。撒きシバ法では土壌の乾燥(気象条件)、覆土厚の加減等によりノシバの枯死が認められ、定着は困難であった。張りシバ法では、市販の大きさで張り付けたほうが、分割した場合(1/2、1/4)より定着が良かった。牧草(オーチャードグラス、ペレニアルライグラス)と混播した場合、牧草の生長が早く、ノシバの生長を妨げた。夏季に重放牧を実施した結果、雑草(長草型牧草)の繁茂が抑制され、ノシバの生長促進に有効であった。中標高地(295m)において、ノシバの撒きシバ法、張りシバ法を実施した結果、定着率が高標高地に比べ格段に良く、ランナーの伸び率も高かった。
索引語福島県;放牧;造成;肥料;多収;牧草;種;投入;導入;施肥
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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