ウシ胚移植における受胚牛へのホルモン製剤投与が受胎率および移植率に及ぼす影響
ウシ胚移植における受胚牛へのホルモン製剤投与が受胎率および移植率に及ぼす影響
レコードナンバー | 734409 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00007587 | NACSIS書誌ID | AN00168764 |
著者名 | 田頭 明子 藤井 陽一 小川 賀雄 ほか3名 | ||
書誌名 | 山口県畜産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst. Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap. 山口県畜試研報 Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan | ||
発行元 | 山口県畜産試験場 | ||
巻号,ページ | 19号, p.21-26(2006-03) | ISSN | 02871262 |
全文表示 | PDFファイル (487KB) | ||
抄録 | 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)及び胎盤性性腺刺激ホルモン(hCG)の投与時期の違いがウシ胚移植の受胎率及び移植率に及ぼす影響について検討した。試験Iでは胚移植前(発情から6日目)又は胚移植後(発情から14日目)にGnRH10μgを筋肉内投与したが、受胎率の向上効果は認められなかった。試験IIでは胚移植前(発情から6日目)又は胚移植後(発情から14日目)にhCG1500IUを筋肉内投与したところ、受胎率は前者が55.6%、後者が57.1%で、投与時期による差はなかったものの、無投与区(47.1%)より高い傾向がみられた。特に、卵巣及び子宮状態の劣る受胚牛(移植不適牛)での効果が高い傾向がみられた。試験IIIでは胚移植前(発情から5日目)又は胚移植時(発情から7日目)にhCG1500IUを筋肉内投与したところ、受胎率は前者が33.3%、後者が72.7%で、7日目投与区が無投与区(7.7%)と比較して有意に高かった。また、投与区での移植適と不適牛の受胎率はほぼ同等であった。このことから、hCGを活用することにより、受胎率の向上が示唆され、これまで移植不適とされていた牛への移植が可能となり、移植率の向上が期待される。 | ||
索引語 | ウシ;胚移植;ホルモン;製剤;投与;受胎;移植;性腺刺激ホルモン;放出ホルモン;胎盤 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |