黒ボク土に対する有害無機陰イオンの吸着特性

黒ボク土に対する有害無機陰イオンの吸着特性

レコードナンバー734717論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002773NACSIS書誌IDAA11577672
著者名佐伯 和利
書誌名九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
別誌名Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University
発行元九州大学大学院農学研究院
巻号,ページ62巻・ 1号, p.7-13(2007-02)ISSN13470159
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抄録ヒ酸イオン、クロム酸イオン、亜セレン酸イオン、セレン酸イオン、フッ化物イオンのアロフェン質黒ボク土に対する吸着(pH5.0における)を調べた。比較対照として、リン酸イオンと硝酸イオンの吸着も調べた。各イオンの吸着等温線を作成し、Langmiur式に当てはめて最大吸着量を推定し、吸着親和性の序列化を試みた。各イオンの推定最大吸着量から判断した吸着親和性の序列は、フッ化物イオン≫リン酸イオン>亜セレン酸イオン>ヒ酸イオン≫セレン酸イオン≧クロム酸イオン≧硝酸イオンであった。セレン酸イオン、クロム酸イオン、硝酸イオンの吸着では、水素イオンはほとんど消費されなかった。吸着時に起こる水素イオン消費量の序列は、フッ化物イオン≫リン酸イオン>亜セレン酸イオン>ヒ酸イオンであった。フッ化物イオン、リン酸イオン、亜セレン酸イオン、ヒ酸イオンは配位子交換反応をともなう内圏錯体の形態で吸着し、セレン酸イオン、クロム酸イオン、硝酸イオンは静電気的なイオン交換反応をともなう外圏錯体の形態で吸着すると推察された。土壌環境では、フッ素はイオン形態では動かず、一方、六価クロムは吸着されず非常に動きやすい化学種であることが確認された。
索引語イオン;酸;吸着;セレン;クロム;リン酸;硝酸;形態;黒ボク土;親和性
引用文献数40
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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