超音波診断装置による黒毛和種繁殖牛の脂肪蓄積量と繁殖性の関連

超音波診断装置による黒毛和種繁殖牛の脂肪蓄積量と繁殖性の関連

レコードナンバー734795論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014778NACSIS書誌IDAN00381444
著者名岡田 栄一
桧垣 邦昭
山本 哲
田端 克俊
書誌名愛媛県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Ehime Prefectural Animal Husbandry Experimental Station
Bulletin of the Ehime Prefectural Animal Husbandry Experiment Station
発行元愛媛県畜産試験場
巻号,ページ21号, p.5-15(2006-10)ISSN03892859
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抄録超音波診断装置を活用して、黒毛和種繁殖牛160頭の分娩前後の脂肪蓄積量を把握するとともに、分娩後の受胎日数との関係を明らかにして、繁殖雌牛としての適正な栄養状態を検討した。分娩前後の部位別皮下脂肪蓄積量は、部位により違いがあり、き甲部<第6-7肋間上部<第12-13肋間部<第6-7肋間下部<尾根部<臀部の順で、腰角を境に蓄積量に大きな違いが認められ後躯への脂肪蓄積が多い結果であった。6部位の分娩後の皮下脂肪蓄積量は分娩前に比較して有意に減少した。この要因としては、分娩後の養分充足率の低下と考えられた。また、筋間脂肪蓄積量も分娩後有意に減少し、皮下脂肪と同様な傾向を示した。分娩前の産次別皮下脂肪蓄積量は、き甲部、第6-7肋上部ではほぼ一定の蓄積量で推移した。しかし、臀部や尾根部では産次が高くなるほど増加傾向を示し、後躯への脂肪蓄積量が増加する傾向が認められた。また、臀部は分娩を繰り返す毎に一定の割合で増加し、8産目がピーク値を示し10産目以降は減少傾向を示した。分娩前後の各部位の脂肪蓄積量と平均栄養度では、正の相関が認められ、特に臀部蓄積量と栄養度でr=0.63~0.65の比較的高い相関係数が認められたことから、分娩前後の栄養状態を把握する上では、臀部の蓄積脂肪に注意を払う必要があった。経産牛150頭の分娩予定4~2週前の臀部皮下脂肪蓄積量と分娩後の受胎日数で有意(p<0.05)な相関が認められ、最も良好な受胎日数が得られる分娩前の臀部皮下脂肪蓄積量の範囲は26~35mmで、平均受胎日数は67.9日であったことから、この範囲が分娩後の受胎性を高めるための適切な栄養状態と考えられた。
索引語蓄積;分娩;脂肪;受胎;栄養;繁殖;超音波;診断;装置;種
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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