黒毛和種去勢肥育牛に対するビタミンCの添加が産肉性に及ぼす影響(2)
黒毛和種去勢肥育牛に対するビタミンCの添加が産肉性に及ぼす影響(2)
レコードナンバー | 734796 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014778 | NACSIS書誌ID | AN00381444 |
著者名 | 岡田 栄一 桧垣 邦昭 山本 哲 | ||
書誌名 | 愛媛県畜産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Ehime Prefectural Animal Husbandry Experimental Station Bulletin of the Ehime Prefectural Animal Husbandry Experiment Station | ||
発行元 | 愛媛県畜産試験場 | ||
巻号,ページ | 21号, p.16-22(2006-10) | ISSN | 03892859 |
全文表示 | PDFファイル (779KB) | ||
抄録 | 伊予牛の高品質化の推進を目指した効率的な肥育技術体系の確立を図るため、ビタミンAをコントロールした中で、ビタミンC(CVCF90)を生後15ヶ月齢から出荷まで、1日体重1kgあたり40mgを毎日添加して、増体量、血液成分、肉質に及ぼす影響について検討した。増体成績は、終了時体重や通算DGには両区に差は認められなかった。飼料摂取量は、肥育後期において添加区の濃厚飼料摂取がやや多い傾向にあったが、粗飼料摂取には差は認められなかった。通算のTDN、CP、DCP要求率に差は認められなかった。肥育後期38週時の添加4時間後の血漿中ビタミンC濃度は、添加区3.31、対照区2.85mg/lで添加区が高い傾向を示した。また、経時的変化は、添加4時間後にピークを示し、8時間以降で添加前の濃度に戻ることが推測され、血中ビタミンCの持続的な濃度維持は出来ないことが示唆された。枝肉成績は、歩留まり基準値で有意な差が認められた。また、ロース芯面積、バラ厚、BMSNo、脂肪交雑等級で添加区の評価が高い傾向が認められた。しかし、今回の添加量では、締まり・きめに対する効果は認められなかった。枝肉販売価格は添加区が対照区と比較して約5万円高く、肥育差益でも14,000円高であった。 | ||
索引語 | 添加;肥育;ビタミンC;濃度;体重;増体;摂取;枝肉;種;去勢 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |