黒毛和種繁殖牛における稲発酵粗飼料の採食性調査(3)
黒毛和種繁殖牛における稲発酵粗飼料の採食性調査(3)
レコードナンバー | 734829 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00007587 | NACSIS書誌ID | AN00168764 |
著者名 | 元永 利正 佐藤 正道 竹下 和久 | ||
書誌名 | 山口県畜産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst. Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap. 山口県畜試研報 Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan | ||
発行元 | 山口県畜産試験場 | ||
巻号,ページ | 20号, p.57-65(2005-03) | ISSN | 02871262 |
全文表示 | PDFファイル (759KB) | ||
抄録 | 稲発酵粗飼料用イネ(クサノホシ)のサイレージ調製形態別の嗜好性は、小型ロールベールサイレージ>ビニール袋サイレージ≒中型ロールベールサイレージの順であった。しかし、中型ロールベールサイレージの採食量は、黒毛和種繁殖牛(500kg)の維持要求量を満たした。稲発酵粗飼料用イネ(クサノホシ)を出穂後20日、30日、40日に収穫し、小型ロールベールサイレージに調製したものを経時的に1年間調査した結果、pHは平均で5.5-6.0程度であった。刈り取り時期が進むにつれ、粗蛋白、粗繊維、低消化性繊維、酸性デタージェント繊維、中性デタージェント繊維、酸性デタージェントリグニンが低く、逆に可溶性無窒素物が高くなる傾向があったが、推定DN量に差は無かった。また、カビの発生や腐敗は認められず、1年間は十分貯蔵が可能であった。稲発酵粗飼料用イネ(クサノホシ)を出穂後30日に収穫し、小型ロールベールサイレージに調製した稲発酵粗飼料を黒毛和種繁殖牛に給与した結果、消化率は、粗蛋白質49.2%、粗脂肪54.5%、可溶性無窒素物56.2%、粗繊維49.7%で、DNは45.3%(乾物中)と日本標準飼料成分表(2001年版)のイネ(乳熟期)サイレージの値とほぼ同程度であった。モミの消化率は、91.0%であった。 | ||
索引語 | サイレージ;発酵;粗飼料;ロールベール;繊維;イネ;種;繁殖;性;調製 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |