ウーロン茶抽出滓を利用した土壌中硝酸態窒素の低減に関する研究
ウーロン茶抽出滓を利用した土壌中硝酸態窒素の低減に関する研究
レコードナンバー | 740005 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20009168 | NACSIS書誌ID | AA11480140 |
著者名 | 森下 年起 薮野 佳寿郎 | ||
書誌名 | 和歌山県農林水産総合技術センター研究報告 | ||
別誌名 | 和歌山農林水技セ研報 Bull. Wakayama Res. Cent. Agri. Forest. Fish | ||
発行元 | 和歌山県農林水産総合技術センター | ||
巻号,ページ | 7号, p.35-44(2006-03) | ISSN | 13455028 |
全文表示 | PDFファイル (853KB) | ||
抄録 | ウーロン茶滓を利用した土壌中硝酸態窒素の低減メカニズム及びウーロン茶滓の窒素取り込み能力を検討するとともに、ウーロン茶以外の茶滓類についても窒素取り込み能力を評価した。1.土壌中硝酸態窒素は、ウーロン茶滓を添加すると土壌水分が最大容水量の60%では有機化、最大容水量では有機化及び脱窒により減少した。硝酸態窒素5mgを低減する茶滓量は、最大容水量の60%では乾物1g、最大容水量では0.1gであった。2.ウーロン茶滓は、施設土壌における過剰な硝酸態窒素の低減資材として利用でき、土壌水分が最大容水量の60%程度であれば、ウーロン茶滓施用後に残存する硝酸態窒素は基肥として、ウーロン茶滓に取り込まれた窒素は追肥の代替として肥効が期待できる。3.茶滓類の硝酸態窒素取り込み量は、ほぼ同等で炭素1g当たり12mgである。取り込まれた窒素の無機化量はほぼ同等であるが、全窒素及び熱水可溶性窒素が多い煎茶及び紅茶滓等では、茶滓由来の窒素無機化量が多く土壌中無機態窒素の回復は早い。両茶滓は、土壌中硝酸態窒素の低減に利用するのではなく、有機質肥料的な利用法が適すると考えられた。 | ||
索引語 | 窒素;硝酸;土壌;水量;利用;茶;能力;土壌水分;無機化;抽出 | ||
引用文献数 | 19 | 登録日 | 2011年02月01日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |