短節間性を有する‘とまと中間母本農11号’の育成経過とその特性

短節間性を有する‘とまと中間母本農11号’の育成経過とその特性

レコードナンバー740364論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20006215NACSIS書誌IDAA11648748
著者名斎藤 新
松永 啓
吉田 建実
門馬 信二
齊藤 猛雄
佐藤 隆徳
山田 朋宏
書誌名野菜茶業研究所研究報告
発行元農業技術研究機構野菜茶業研究所
巻号,ページ6号, p.65-76(2007-03)ISSN13466984
全文表示PDFファイル (1706KB) 
抄録1)‘とまと中間母本農11号’は短節間性を有する加工用トマト系統の‘盛岡7号’と夏秋栽培用市販品種の‘桃太郎8’を交雑して育成した‘TSN97A-36-13’(F4)に‘桃太郎8’を戻し交雑して育成した短節間性を有する固定系統(F9)であり,2006年に中間母本登録された。2)‘とまと中間母本農11号’は短節間性の指標として用いた第4もしくは第6果房位置が‘桃太郎8’の約70%の高さであり,作期に関わらず,安定して短節間性を発現し,つる下ろし作業回数の削減を可能にする。3)‘とまと中間母本農11号’と普通節間性品種‘とまと中間母本農9号’とのF1世代は第6果房位置が両親の中間値となったことから,短節間性は不完全優性に遺伝すると推定される。そのF2世代における短節間性個体の出現頻度から,‘とまと中間母本農11号’の短節間性には比較的少数の複数遺伝子が関与していると考えられる。4)‘とまと中間母本農11号’の完熟果色は桃色であり,果実はやや扁平で,平均果重は170g程度であるが,‘桃太郎8’に比べ,果実糖度が低く,完熟果色がやや淡く,変形果の発生が多いなどの欠点を有する。このため,このままでは実用品種としての普及性は低いが,短節間性を有する生食用大玉トマト品種の育種素材として有望である。5)‘とまと中間母本農11号’は萎凋病(レース1)に対する抵抗性を有するが,半身萎凋病,青枯病およびモザイク病(ToMV)に対しては罹病性である。
索引語性;節間;母本;品種;育成;トマト;系統;果房;色;果実
引用文献数14
登録日2010年06月28日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat