暖地で早播き栽培した秋播性早生コムギ品種イワイノダイチの生育特性・収量形成に基づいた栽培技術の開発

暖地で早播き栽培した秋播性早生コムギ品種イワイノダイチの生育特性・収量形成に基づいた栽培技術の開発

レコードナンバー740760論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003504NACSIS書誌IDAA11598810
著者名福嶌 陽
書誌名九州沖縄農業研究センター報告
別誌名Bulletin of the NARO Kyushu Okinawa Agricultural Research Center (NARO/KARC)
Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Kyushu Okinawa Reg.
九州沖縄農研報告
発行元農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
巻号,ページ48号, p.125-181(2007-03)ISSN13469177
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抄録暖地のコムギ作では,雨害による穂発芽や水稲作との作業競合を回避するために収穫期を早めることが求められている。そこで,早播きしても茎立ちが早まらない秋播性早生コムギ品種イワイノダイチを用いて,早播きにおける生育・収量特性を解明し,それに基づく栽培技術の開発を試みた。早播きは標準播きと比較して,生育期間が長いために,開花期の全乾物重が大きく稈長が長かった。開花期までの気温が低いために1穂小花数が減少し,上位葉身が短くなった。登熟期間が長いために千粒重が大きくなった。成熟期は3日早く,子実重は同等であった。早播きにおいて,イワイノダイチはチクゴイズミと比較して,二重隆起形成期や茎立ち期が遅れるために凍霜害の回避が可能であった。栄養生長期間の延長に伴い1穂小穂数や最高茎数が多くなったが,1穂小花数は同等で,穂数はやや多い程度であった。出葉数が多く生葉数が多いために開花期の葉面積が大きかった。開花期の全乾物重は同等であり,子実重も同等であった。後期重点施肥は標準施肥と比較して,開花期の生育量は同等であったが,登熟期間のSPAD値が高く推移し,子実重はやや高かった。疎播は標播と比較して,初期生育は劣るが,開花期の生育量は同等であり,登熟期間のSAPD値が高く推移し,子実重はやや高く,耐倒伏性が改善された。以上の結果から,早播きには,イワイノダイチの後期重点施肥・疎播が適していると考えられた。
索引語開花;生育;穂;コムギ;栽培;茎;登熟;施肥;暖地;早生
引用文献数68
登録日2010年06月17日
収録データベースJASI, AGROLib

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