異なる飼養管理下におけるホルスタイン乳牛のルーメンプロトゾアの観察
異なる飼養管理下におけるホルスタイン乳牛のルーメンプロトゾアの観察
レコードナンバー | 740822 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014735 | NACSIS書誌ID | AN00247860 |
著者名 | 照井 英樹 安宅 一夫 | ||
書誌名 | 酪農学園大学紀要. 自然科学編 = Journal of the College of Dairying. Natural science | ||
別誌名 | Journal of Rakuno Gakuen University. Natural science J. Rakuno Gakuen University J. Coll. Dairying 酪農大紀要 | ||
発行元 | 酪農学園大学 | ||
巻号,ページ | 31巻・ 2号, p.239-243(2007-04) | ISSN | 0388001X |
全文表示 | PDFファイル (435KB) | ||
抄録 | 北海道内における様々な飼養形態におけるホルスタイン泌乳牛のルーメンプロトゾアの種類および活動を調査し、産乳成績との関連を検討した。MR牛群では、ルーメンpHは最も低く、プロトゾアの種類も少なかったが、その数と活動は高かった。産乳能力に極めて優れた形質を持つと見られる個体では、パランチディウム目のプロトゾアが多かったが、エントディニウム目のプロトゾアは少なく、活動も中程度であった。平均乳量が全国的に最高水準の牛群では、ルーメンpHとプロトゾアの種類および活動が高く、他の調査対象では確認されない種類のプロトゾアも見られ、高い乳生産との関連が示唆された。個体乳量が高い牛群では、エントディニウム目のプロトゾアが多く観察された。放牧牛群ではルーメンpHは高かったが、プロトゾアの個体数は最も少なく、パランチディウム目のプロトゾアを除き、活動も低めであった。いわゆるスーパーカウとルーメンプロトゾアの個体数および種類との関連性は確認できなかったが、摂取栄養成分とプロトゾア組成との関連性が示唆された。プロトゾアの活性と個体数はスーパーカウの高い生産性に影響をおよぼす一因であることが示唆された。 | ||
索引語 | 個体;目;pH;観察;産乳;乳量;調査;管理;乳牛;北海道 | ||
引用文献数 | 7 | 登録日 | 2011年01月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |