半閉鎖性水域における溶存バリウムおよびケイ酸塩の分布の特徴

半閉鎖性水域における溶存バリウムおよびケイ酸塩の分布の特徴

レコードナンバー740847論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008147NACSIS書誌IDAN00157043
著者名中村 智己
副島 広道
加藤 義久
書誌名東海大学紀要. 海洋学部
別誌名Journal of the College of Marine Science and Technology, Tokai University
Journal of the Faculty of Marine Science and Technology, Tokai University
Journal of the School of Marine Science and Technology, Tokai University
東海大学紀要海洋学部
海-自然と文化
発行元東海大学海洋学部
巻号,ページ4巻・ 3号, p.117-132(2007-03)ISSN13487620
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抄録半閉鎖的水域である伊勢湾や瀬戸内海において、溶存バリウムおよびケイ酸塩を測定し、駿河湾および黒潮系水を対照海域として、これらの陸起源物質の水域ごとの分布の特徴を調べた。伊勢湾では(2003年4月、2005年4月観測)、湾口において熱塩フロントが発達し、湾内では低塩分・高バリウム濃度であり、その分布は保存性の混合に支配されていた。大阪湾では(2003年4月)、バリウム濃度は神戸港から友が島水道に向かって漸次減少の分布を示し、ケイ酸塩は湾中央域でほぼ枯渇していた。しかしながら、溶存バリウムは塩分に対して保存性の分布を示した。広島湾では(2001年11月)、湾内におけるバリウム濃度が太田川水と比べてより高かった。太田川以外にも高バリウム河川水の供給が考えられる。瀬戸内海においては(2001年11月)、東部域で低塩分・高バリウム、西部域ではその逆の分布傾向であった。特に、滞留時間の長い播磨灘海水中では高いバリウム濃度が見いだされた。しかしながら、瀬戸内海全域をみれば、バリウムと塩分との強い相関関係は、バリウムの分布が内海水と外洋水との混合によって支配されていることを示している。
索引語バリウム;分布;水;塩分;濃度;性;水域;溶存;ケイ酸;保存
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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