冬季の東京湾における珪藻プランクトンの出現状況

冬季の東京湾における珪藻プランクトンの出現状況

レコードナンバー741451論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024152NACSIS書誌IDAA1215225X
著者名長谷川 健一
石井 光廣
書誌名千葉県水産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Fisheries Research Center
別誌名千葉水総研報
発行元千葉県水産総合研究センター
巻号,ページ2号, p.25-32(2007-03)ISSN18810594
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抄録1)東京湾のノリ漁場に接する4定点と千葉灯標の計5点で、2005年11月から2006年3月までの5か月間、水質調査を行ない、主要珪藻種の出現特性とその環境要因について検討した。2)調査期間中に5度のクロロフィルa量の増加期が確認され、そのときの主な珪藻の遷移は11月下旬にhalassiosira sp.、続いて1月中旬にS.cosaumが出現した。2月中旬にはE.zodiacus、halassiosira sp.、C.didymiumが同時に出現したが、後者2種は早期に減少したのに対し、E.zodiacusは長期間増殖し続けた。3)増殖時の環境要因は次のようになり、水温降下期のhalassiosira sp.の増加は水温停滞時に増殖した。次に最低水温期頃に複数種の珪藻が増加し始めたが、S.cosaumが他の珪藻を抑えて著しく増殖し、DIPが減少した。また、DIP減少後の水温上昇期にE.zodiacus、halassiosira sp.、C.didymiumが増殖したが、DIPがさらに減少した後もE.zodiacusのみが増殖し続けたため、DIP不足が長期化したことが明らかになった。このように、東京湾においては低いDIP濃度が増殖の制限要因のひとつとなっていることが推測された。4)珪藻赤潮と判定されなかった海域においても、珪藻が増殖することによりDIPが消費され、ノリ養殖に影響する濃度まで低下した。5)東京湾では、特定の海域を発生源として、珪藻が増殖するのでなく、湾全体で同時に増殖する傾向がみられた。
索引語増殖;出現;水温;種;調査;環境要因;濃度;海域;プランクトン;漁場
引用文献数12
登録日2011年02月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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