切り花品質に及ぼすユリ輸入球の氷温帯での貯蔵温度と期間の影響

切り花品質に及ぼすユリ輸入球の氷温帯での貯蔵温度と期間の影響

レコードナンバー741527論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名今西 英雄
高野 恵子
小嶋 和輝
ほか4名
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ52巻・ 1号, p.51-59(2007-06)ISSN03759202
全文表示PDFファイル (898KB) 
抄録オランダから輸入したオリエンタル系‘カサブランカ’とLA系‘セベコデジール’の球根を-0.5--2.0℃の氷温帯で温度を変えて貯蔵し、定植期を変えて栽培した時の切り花品質を調査した。2003年3月18日から-1.5℃と-2.0℃で球根を約3、6、8、9、11か月間貯蔵した。ただし、-1.5℃貯蔵区は7月以降、約1か月ごとに温度を0.2℃ずつ上げていき、11月以降の貯蔵温度は-0.5℃一定とした。-2.0℃は一定であり、別に8か月貯蔵では、-1.5℃一定条件で貯蔵する区も設けた。栽培条件は最低夜温15℃とし、7-10月にかけて高温と強光を避けるために50%の寒冷紗を用いて遮光した。‘カサブランカ’、‘セベコデジール’ともに、-1.5℃貯蔵では6か月を過ぎると芽の伸長がみられ、りん片・茎のBrix値が低下した。-2.0℃貯蔵では11か月貯蔵後でも芽の伸長はほぼ抑制され、りん片・茎のBrix値低下も-1.5℃貯蔵に比べ小さかった。L50値は、-2.0℃貯蔵では-1.5℃貯蔵よりも低く、貯蔵期間が長くなると高くなった。‘カサブランカ’では、貯蔵期間が長くなるにつれて切り花の長さと重さおよび花数が減少する傾向にあった。また6か月以上貯蔵すると、異常花と障害葉の発生がみられ、異常花は-1.5℃貯蔵区で、障害葉は-2.0℃貯蔵区でより多く発生した。-1.5℃一定で貯蔵すると異常花の発生は減少したが、障害葉の発生は-2.0℃貯蔵と変わらなかった。これに対し、‘セベコデジール’では貯蔵の温度・期間に関わらず切り花の長さと重さにはほとんど差がなく、遮光によるアボーションを除き、花と葉に障害の発生もほとんどみられなかった。以上の結果、オリエンタル系の‘カサブランカ’では、球根を6か月以上氷温帯で貯蔵すると採花時の切り花品質が低下するが、LA系の‘セベコデジール’では11か月氷温帯で貯蔵しても切り花品質への影響はほとんどないことが明らかになった。
索引語貯蔵;切り花;温度;花;発生;品質;障害;葉;球根;異常
引用文献数12
登録日2011年01月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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