群馬県における水稲育苗箱全量基肥栽培の熔成燐肥覆土および育苗期間の延長に関する検討

群馬県における水稲育苗箱全量基肥栽培の熔成燐肥覆土および育苗期間の延長に関する検討

レコードナンバー741984論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名高橋 行継
吉田 智彦
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ76巻・ 3号, p.370-378(2007-07)ISSN00111848
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抄録群馬県の水稲育苗箱全量基肥施肥栽培を前提とした育苗法のうち、熔成燐肥による覆土技術と育苗期間の延長について2005年から2か年検討した。出芽は平置き出芽法、育苗はプール育苗法によって実施した。水稲育苗箱全量基肥専用肥料「苗箱まかせNK301-100」を供試し、4月と5月に各1回播種(2006年は5月播種のみ)を実施した。1箱当たり播種量は4月播種150g、5月播種100g、育苗期間は4月播種22日間、5月播種30日間とした。覆土に粒状培土、国内産および中国産の砂状熔成燐肥、国内産の球状熔成燐肥を使用した。その結果、粒状培土は出芽、苗の生育に問題なく、マット強度も十分であった。砂状熔成燐肥は国内産、中国産共に出芽時に生育障害が発生し、その後の苗の生育むらも目立った。しかし、育苗完了時には生育むらはかなり回復し、マット強度も問題なかった。生育は中国産がやや良好であった。国内産の球状熔成燐肥は、出芽時から生育障害が激しく発生し、その後の苗の生育むらも回復せず、マット強度も大きく低下するなど実用上問題があった。熔成燐肥による覆土は、砂状タイプの利用により育苗は可能であるが、現場への普及技術として課題が多いことが明らかになった。以上の結果から覆土に培土を使用することが望ましい。また、育苗期間は30日までの延長は可能ではあるが、慣行育苗と比較した場合に苗の徒長傾向が認められた。このため、20-22日程度の育苗期間が健苗育成からみて無難であると結論づけた。
索引語群馬県;水稲;育苗;栽培;施肥;技術;出芽;肥料;苗;播種
引用文献数16
登録日2011年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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