温暖地における前作と耕起法の組み合わせがトウモロコシの生育とアーバスキュラー菌根菌との共生関係に及ぼす影響

温暖地における前作と耕起法の組み合わせがトウモロコシの生育とアーバスキュラー菌根菌との共生関係に及ぼす影響

レコードナンバー741987論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名臼木 一英
山本 泰由
田澤 純子
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ76巻・ 3号, p.394-400(2007-07)ISSN00111848
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抄録不耕起栽培ではトウモロコシヘのアーバスキュラー菌根菌感染を促進する事が多い。しかし、前作の異なる場合の不耕起栽培がアーバスキュラー菌根菌と作物との関係に及ぼす影響については知見が少ない。そこで耕起法および前作の冬作物の違いがトウモロコシヘのアーバスキュラー菌根菌感染と生育・収量との関係に及ぼす影響について検討した。その結果、トウモロコシの生育は前年の夏作がアーバスキュラー菌根菌の非宿主作物であるソバの跡地では劣るが、ソバを栽培した後作に冬作として宿主作物のエンバクを栽培し、その跡にトウモロコシを不耕起で栽培することによってトウモロコシヘのアーバスキュラー菌根菌感染率が向上するとともに生育も促進された。特にトウモロコシの播種直前までエンバクを作付けることでアーバスキュラー菌根菌感染率の向上が顕著になった。これはトウモロコシ播種直前の宿主作物(エンバク)の栽培が重要な役割を担っていることを示しており、その要因の一つとしてアーバスキュラー菌根菌の外生菌糸ネットワークの保護が関与している可能性が考えられた。以上のことから温暖地においてアーバスキュラー菌根菌の密度が減少した圃場では、夏作のトウモロコシを不耕起栽培する際に播種前に宿主作物を作付けることで生育が改善される可能性が認められた。
索引語温暖地;前作;トウモロコシ;生育;菌根;共生;不耕起栽培;感染;作物;冬
引用文献数30
登録日2011年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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