レンコン栽培における被覆肥料を用いた窒素の減肥および節水管理が収量および窒素排出量に及ぼす影響

レンコン栽培における被覆肥料を用いた窒素の減肥および節水管理が収量および窒素排出量に及ぼす影響

レコードナンバー742180論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名折本 善之
武井 昌秀
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ78巻・ 4号, p.363-369(2007-08)ISSN00290610
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抄録レンコン田からの窒素排出量低減対策の一環として、茨城県行方郡北浦町(現在行方市)のレンコン田群において、2000年4月26日-2002年2月28日の2作にわたり中晩生の‘寿’を供試し、耕作者が同一な隣接する2ほ場において次に示す低投入区と慣行区とを設置した。低投入区の施肥は溶出期間100日タイプのシグモイド型被覆肥料を用い、慣行区の29%減肥となる1作当たり170kg/haの窒素を全量基肥として施用した。慣行区はIB態窒素肥料を用い、1作当たり240kg/haの窒素を基肥および2回の追肥に同量ずつ分施した。低投入区の水管理は給水口に自動水管理器を設置し節水管理とした。慣行区は耕作者が慣行と同様に水栓バルブを手動で開閉した。なお、両区とも腐敗病防除のため土壌表面は常時湛水状態に維持した。この結果の要約は、以下のとおりである。1)低投入区におけるレンコンの収量は2作とも慣行区と同等であり、被覆肥料の施用および節水管理の組み合わせにより、窒素を29%減肥することが可能と考えられた。ただし、8月が低温、寡照であった2作目は、両区とも標準収量を下回った。2)低投入区における1作当たり(341日)のかんがい水量は、節水管理により808mmと慣行区に比較して54%減少し、これに伴い、表面流出水量は761mmと56%減少した。3)低投入区における1作当たりの窒素の全収入は、減肥および節水管理により210kg/haと慣行区に比較し30%減少し、これに伴い全支出は124kg/haと26%、表面排出量と浸透排出量を合計した総排出量は68kg/haと41%減少した。低投入区における総排出量の減少は、主として節水管理による表面流出水量低減の効果によるものであった。4)窒素の表面俳出は慣行区では年間を通して常に認められたが、低投入区では水掘り時、降水量の多い梅雨・秋雨時期、表面流出水の全窒素濃度が高い基肥後に限定された。
索引語窒素;投入;管理;表面;被覆肥料;収量;水量;流出;施用;水管理
引用文献数22
登録日2011年02月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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