イヌの皮膚付属器と関連腫瘍におけるサイトケラチン8と18の発現に関する免疫組織化学的検討

イヌの皮膚付属器と関連腫瘍におけるサイトケラチン8と18の発現に関する免疫組織化学的検討

レコードナンバー742558論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名加藤 浩一郎
内田 和幸
二瓶 和美
ほか1名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 3号, p.233-239(2007-03)ISSN09167250
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抄録サイトケラチン8(CK8)と18(CK18)の正常皮膚(2例)と皮膚付属器腫瘍(127例)における発現状況を免疫組織化学的に検討した。正常皮膚では、アポクリン汗腺にCK8とCK18の共発現がみられ、CK8の単発現が毛包峡部および毛包下部の外根鞘に認められた。全てのアポクリン汗腺腫瘍(21例中21例、100%)の腫瘍性腺上皮細胞がCK8とCK18の共発現を示した。殆どの毛芽腫(28例中27例、96%)において、主な腫瘍細胞がび漫性にCK8陽性を示したが、CK18には陰性であった。CK8の単発現は、毛包上皮腫(19例中7例、37%)や毛母腫(7例中4例、14%)の基底細胞様細胞でも認められた。毛芽腫(4例中28例、14%)や毛包上皮腫(19例中2例、11%)において腺様構造を形成する部位の腫瘍細胞は、CK8と18の共発現を示した。漏斗部角化性棘細胞腫、皮脂腺腫瘍、および肛門周囲腺腫瘍ではCK8と18に対する陽性反応は認められなかった。今回の検索結果よりCK8と18の共発現はアポクリン汗腺に特異性が高く、CK8の単発現は外毛根鞘や幹細胞の特徴を反映しているものと考えられた。従って、CK8と18に対する免疫染色の組合せは、皮膚付属器腫瘍の分化方向の確認に有用であり、病理組織学的診断において信頼性の高い指標と考えられる。
索引語腫瘍;細胞;皮膚;発現;ケラチン;免疫組織化学;皮;イヌ;根;性腺
引用文献数26
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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