健康犬における非ステロイド系抗炎症剤とプレドニゾロンの併用経口投与の相互作用

健康犬における非ステロイド系抗炎症剤とプレドニゾロンの併用経口投与の相互作用

レコードナンバー742580論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名成田 達矢
佐藤 れえ子
元石 圭太
ほか3名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 4号, p.353-363(2007-04)ISSN09167250
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抄録健康犬における非ステロイド系抗炎症剤とプレドニゾロンの併用経口投与の相互作用を評価するため、陰性コントロールとしてのゼラチンカプセル(2カプセル/頭)(NC群)、メロキシカム(0.1mg/kg)とプレドニゾロン(0.5mg/kg)(MP群)、あるいは低用量ケトプロフェン(0.25mg/kg)とプレドニゾロン(0.5mg/kg)(KP群)を、それぞれ健康犬6頭ずつに30日間投薬した。実験犬に対しては、定期的に身体検査、血液検査、内視鏡検査、糞便潜血反応検査、腎機能検査(有効腎血漿流量、糸球体ろ過率)、尿検査(尿沈渣、尿中微量アルブミンクレアチニン指数)、尿中酵素指数測定、止血機能検査(頬側粘膜出血時間、表皮出血時間)を行った。KP群では内視鏡病変と糞便潜血反応の有意なグレード上昇だけでなく、有効腎血漿流量・糸球体ろ過率の低下や尿中微量アルブミンクレアチニン指数の上昇ならびに頬側粘膜出血時間と表皮出血時間の延長が有意に認められた。KP群とMP群で腎尿細管上皮細胞の尿中剥離とともに異常な酵素尿症が認められた。しかしながら、MP群ではNC群と比較して、他のいずれの項目においても有意な差は認められなかった。したがって本研究より非ステロイド系抗炎症剤とプレドニゾロンの併用は、例え非ステロイド系抗炎症剤がシクロオキシゲナーゼ-2選択的阻害剤であったとしても、その副作用の悪化が胃腸管だけではなく腎臓や血小板にも顕著に発現することから禁忌である可能性が考えられた。
索引語尿;検査;ステロイド;炎症;出血;時間;健康;腎;投与;カプセル
引用文献数41
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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