バンドウイルカ(Tursiops truncatus)における輸送ストレスと多形核白血球機能の関係

バンドウイルカ(Tursiops truncatus)における輸送ストレスと多形核白血球機能の関係

レコードナンバー742583論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名野田 桂
秋吉 秀保
青木 美香
ほか2名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 4号, p.379-383(2007-04)ISSN09167250
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抄録飼育下のイルカは様々なストレスにさらされている。陸生哺乳類では保定および輸送によるストレスが免疫機能に影響を与え、さらには感染症罹患率を増加させる結果が示されている。同様の現象がイルカでも起こると考えられるが、報告はほとんどなされていない。そこで、本研究では輸送中のストレスと多形核白血球機能の関連性を評価した。4頭のバンドウイルカをトラックで6時間輸送し、血清コルチゾール値、白血球分画および多形核白血球の貪食能と活性酸素産生能を捕獲時と輸送後で評価した。結果は休息時の値と比較した。平均血清コルチゾール値は休息時と比較して捕獲時および輸送後に顕著に上昇した(p<0.05)。白血球数、好酸球数および多形核白血球の貪食能と活性酸素産生能は、休息時と比較して捕獲時および輸送後に顕著に低下した(p<0.05)。血清コルチゾール値と白血球数、活性酸素産生能および貪食能の間には明らかな相関性が認められた(それぞれp<0.01、p<0.05、p<0.05、p<0.01)。この結果から捕獲および輸送はイルカにとって大きなストレスとなり、ひいては免疫機能を低下させる可能性のあることが示唆された。
索引語輸送;白血球;ストレス;核;機能;血清;活性;酸素;産生;免疫
引用文献数30
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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