免疫細胞療法への応用に向けたConcanavalin Aおよび組換えヒトインターロイキン2を用いたイヌ末梢血リンパ球の新規培養法
免疫細胞療法への応用に向けたConcanavalin Aおよび組換えヒトインターロイキン2を用いたイヌ末梢血リンパ球の新規培養法
レコードナンバー | 742604 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00004754 | NACSIS書誌ID | AA10796138 |
著者名 | 加藤 正浩 渡来 仁 西川 茂 ほか2名 | ||
書誌名 | The journal of veterinary medical science | ||
別誌名 | Journal of veterinary medical science J. vet. med. sci | ||
発行元 | Japanese Society of Veterinary Science | ||
巻号,ページ | 69巻・ 5号, p.481-486(2007-05) | ISSN | 09167250 |
全文表示 | PDFファイル (628KB) | ||
抄録 | イヌ末梢血リンパ球(cPBL)から活性化リンパ球療法(LAK療法)に必要な活性化リンパ球を得るための新規培養方法について検討した。cPBLをconcanavalin A(Con A)存在下で培養した結果、その増殖性が高まり、細胞上にインターロイキン2(IL-2)受容体の発現が誘導された。さらにcPBLをCon Aと組換えヒトインターロイキン2(rhIL-2)双方の存在下で培養した結果、Con Aによる増殖性がさらに加速された。フローサイトメトリー解析の結果、培養後のリンパ球は主にCD8+ T細胞であった。CD4+CD8+ T細胞の割合も増加しており、CD4+ T細胞のCD8+ T細胞に対する比の値は培養前と比べて減少していた。また、培養後のリンパ球を用いてヒトメラノーマ細胞(MeWo)を標的とした細胞傷害性試験を行った結果、主要組織適合抗原複合体非拘束性の細胞傷害活性を有することが確認された。以上の結果より、Con AとrhIL-2を用いた培養方法によって、cPBLからイヌ活性化リンパ球を誘導できることが示された。 | ||
索引語 | 細胞;培養;リンパ球;性;インターロイキン;イヌ;活性化;ヒト;増殖;免疫 | ||
引用文献数 | 35 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |