犬の培養肉球の作成

犬の培養肉球の作成

レコードナンバー742629論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名山添 和明
宮本 修治
彦坂 洋子
ほか4名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 6号, p.611-617(2007-06)ISSN09167250
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抄録犬の肉球欠損に対する代用物として犬の培養肉球の作成を試み、表皮形態の形成過程の観察に加え、基底膜の構成成分のうち細胞接着分子であるα6インテグリンと、細胞外マトリクスであるラミニン、4および7型コラーゲンの発現を経時的に検索した。培養肉球表皮は気相下培養5日目において肉眼的に容易に識別される程度の厚さとなったが、7日目には表皮には多くの雛襞が見られ、10および14日目には収縮した。組織学的には気相下培養1日目においてケラチノサイトは4あるいは5層に増加し、基底層への分化が認められた。その後5日目までに顆粒層と厚い角質層がそれぞれ認められ、少なくとも14日目まではその形態は維持された。一方、α6インテグリンは気相下培養後1日目において真皮-表皮間に元の肉球組織とほぼ同程度の強さで発現した。ラミニンと4型コラーゲンはそれぞれ5および10日目に真皮-表皮間に断続的に発現し、14日目には元の肉球組織とほぼ同様の蛍光強度となった。7型コラーゲンは2日目において真皮-表皮間に断続的に発現したが、14日目時点においても連続性は認められなかった。これより、基底膜におけるアンカリングフィブリルの形成が不完全であると考えられたが、元の肉球組織に類似した犬の培養肉球が作成されたことが示唆された。
索引語目;培養;表皮;発現;コラーゲン;組織;形態;形成;細胞;観察
引用文献数35
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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