抗マラリア薬アルテミシニンの摘出モルモット心臓標本における抗コリン作用

抗マラリア薬アルテミシニンの摘出モルモット心臓標本における抗コリン作用

レコードナンバー742647論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名原 幸男
山脇 英之
島田 雅美
ほか5名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 7号, p.697-702(2007-07)ISSN09167250
全文表示PDFファイル (530KB) 
抄録アルテミシニンは中国の薬草由来の副作用が少ない抗マラリア薬とされている。アルテミシニンは電位依存性カリウム(K+)電流である遅延整流K+電流を抑制するとされているが、現在のところ、リガンド感受性K+電流に及ぼす影響に関する報告はない。そこで本研究では、アセチルコリン受容体依存性K+電流(IK.ACh)に及ぼすアルテミシニンの影響をモルモット心房筋細胞でパッチクランプ法を用いて検討した。アルテミシニンはカルバコールまたはアデノシンの潅流あるいは非水解性GTP誘導体GTPγSの細胞内負荷で誘発したIK.AChをほぼ同様の濃度依存関係で抑制した。更に、アルテミシニンが左心房標本において抗コリン作用を持つか否か機能実験から検討し、カルバコール誘発活動電位短縮および陰性変力作用に対して部分的ではあるが濃度依存的な拮抗を認めた。結論として、アルテミシニンは心臓においてIK.AChを抑制して抗コリン作用を発揮するが、ムスカリン受容体上で働くものではなく、ムスカリン作動性K+チャネルまたはGTP結合蛋白質の段階でIK.AChを抑制してその作用を表すと考えられる。
索引語作用;電流;コリン;モルモット;標本;受容体;細胞;性;濃度;中国
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat