日本におけるアジア1型及び2型,異なるジステンパーウイルス2群の分子及び増殖性状の比較
日本におけるアジア1型及び2型,異なるジステンパーウイルス2群の分子及び増殖性状の比較
レコードナンバー | 742654 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00004754 | NACSIS書誌ID | AA10796138 |
著者名 | 山口 良二 川畑 敦 Lan N.T. ほか3名 | ||
書誌名 | The journal of veterinary medical science | ||
別誌名 | Journal of veterinary medical science J. vet. med. sci | ||
発行元 | Japanese Society of Veterinary Science | ||
巻号,ページ | 69巻・ 7号, p.739-744(2007-07) | ISSN | 09167250 |
全文表示 | PDFファイル (470KB) | ||
抄録 | 臨床及び病理所見を有する犬から新しく分離されたアジア1型及び2型イヌジステンパーウィルス株の分子及びその増殖性状を比較するとともに遺伝子P及びHの核酸と予想アミノ酸の比較がなされた。H遺伝子から予想されるアミノ酸のシステイン数は12個で、アジア1及び2型間に一定に保たれていた。アジア2型株の疎水領域はアジア1型のものよりアミノ酸1個多くみられた。アジア1型のH遺伝子には9個のアスパラギン酸(N)結合糖鎖がみられ、一方、アジア2型では8個であった。アジア1型の細胞内ウイルス力価は上清中に遊離するウイルス力価より多く、以前示したとおりアジア2型の増殖特徴とは逆であった。臨床症状と病理所見がアジア1型と2型に有意な差がみられなかったにもかかわらず、アジア1型と2型の分子及び増殖性状は様々であると考えられた。 | ||
索引語 | アジア;増殖;ウイルス;分子;性状;遺伝子;アミノ酸;臨床;病理;日本 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年12月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |