成長因子がIn vitroにおける胎子膵島B細胞の発達に及ぼす影響
成長因子がIn vitroにおける胎子膵島B細胞の発達に及ぼす影響
レコードナンバー | 742668 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00004754 | NACSIS書誌ID | AA10796138 |
著者名 | 保田 昌彦 山本 雅子 落合 秀治 ほか2名 | ||
書誌名 | The journal of veterinary medical science | ||
別誌名 | Journal of veterinary medical science J. vet. med. sci | ||
発行元 | Japanese Society of Veterinary Science | ||
巻号,ページ | 69巻・ 8号, p.807-811(2007-08) | ISSN | 09167250 |
全文表示 | PDFファイル (694KB) | ||
抄録 | 培養条件下で、成長因子;Epidermal growth factor(EGF)、Betacellulin、Actvin Aが胎子膵島B細胞の発達にどのような役割を果たすかを調べるために、胎齢18日のラット胎子膵臓を成長因子を加えて96時間培養した、培養液は24時間毎に交換し、insulin放出量を測定した。また、72時間培養した膵臓を組織学的に検討した。その結果、EGFは膵島の細胞分裂を促進したが、膵島B細胞の体積を減少させた。これに対して、EGFは細胞増殖を促進させ、BetacellulinおよびActivin Aは細胞分裂を抑制したが、膵島B細胞の体積を増加させ、insulin分泌も増加させた。特にActivin Aは時間の経過と共にinsulin分泌量を促進した。これらの結果は、EGFは細胞分裂を、Betacellulinは膵島B細胞の分化を、Activin Aは膵島B細胞の分化および機能的成熟を促進する作用を有することを示唆している。そしてEGF、Betacellulin、Activin Aという順序で、膵島B細胞の新生に関与していることも示唆された。 | ||
索引語 | 膵;細胞;培養;因子;胎子;細胞分裂;体積;分泌;分化;条件 | ||
引用文献数 | 28 | 登録日 | 2011年12月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |