天然記念物の梅護寺珠数掛桜(Prunus lannesiana Wils.cv.Juzukake-zakura)の茎頂培養法による増殖と若木の獲得

天然記念物の梅護寺珠数掛桜(Prunus lannesiana Wils.cv.Juzukake-zakura)の茎頂培養法による増殖と若木の獲得

レコードナンバー742736論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014669NACSIS書誌IDAN00183393
著者名笠原 俊策
新美 芳二
韓 東生
書誌名新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University
発行元新潟大学農学部
巻号,ページ60巻・ 1号, p.33-38(2007-08)ISSN03858634
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抄録天然記念物、梅護寺(新潟県京ヶ瀬村、(現)阿賀野市)の珠数掛桜を保存するために、組織培養法による若木の獲得を試みた。Murashige(1974)が提唱した方法に従って行った。1.無菌個体の確立のために1mg/L BAを添加したWPM培地(Lloyd and McCown、1980)で異なる時期に摘出した茎頂を培養したところ、9月に採取した葉芽がシュートが最もよく形成した。2.シュートを形成した培養物は0.5mg/L BAと3mg/L GA3を添加したWPM培地に移植すると新たに複数のシュート(分枝)を形成し、シュートの生長もよかった。3.試験管内で形成されたシュートが独立栄養個体(苗)となるために必要な発根と順化法を検討した:(1)3cm以上に伸長したシュートは発根を誘導するために5mg/L IBAを添加したWPM培地で7日から21日間培養して発根前処理を行った;(2)処理したシュートは、(1)ホルモンフリーのWPM培地に移植する(“試験管内発根法”)か、(2)培土の入ったイチゴパック内で挿し木を行った(“挿し木直接発根法”)。その結果、“試験管内発根法”で得られた苗はポットに移植後の生育が不良で枯死し、“挿し木直接発根法”で得られた苗は活着がよく、培養開始から4年後には開花した。“挿し木直接発根法”の実施時期は鉢上げした苗木の管理方法を考えると6月が最適であった。
索引語発根;培地;培養;挿し木;苗;個体;時期;茎頂培養;増殖;新潟県
引用文献数11
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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