カイコアミノペプチダーゼNの培養昆虫細胞膜への発現提示と殺虫性毒素Cryトキシン受容体機能の解析
カイコアミノペプチダーゼNの培養昆虫細胞膜への発現提示と殺虫性毒素Cryトキシン受容体機能の解析
レコードナンバー | 742742 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014669 | NACSIS書誌ID | AN00183393 |
著者名 | 野口 理恵子 石川 寿樹 萩野谷 功輔 ほか4名 | ||
書誌名 | 新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University | ||
発行元 | 新潟大学農学部 | ||
巻号,ページ | 60巻・ 1号, p.73-81(2007-08) | ISSN | 03858634 |
全文表示 | PDFファイル (1020KB) | ||
抄録 | カイコガ(Bombyx mori)幼虫の中腸上皮細胞アピカル膜上のブラシ状膜(Brush Border Membrane;BBM)に存在するタンパク質のアミノペプチダーゼN1(BmAPN1)は、鱗翅目昆虫を特異的に殺す毒素Cry1Aaの受容体と考えられているが、その確証は未だ示されていない。BmAPN1が毒性発揮へ関与するかを確認するために、BmAPN1を培養昆虫細胞膜に発現させCry1Aaとの相互作用を調査した。昆虫培養細胞株のHigh Five細胞を用いたバキュロウイルス発現系を構築した。組換ウイルスの感染により、感染処理から48時間後には110kDaのBmAPN1が発現し細胞膜上に提示された。アミノペプチダーゼ活性は非感染細胞の10倍あり、BmAPN1の活性が保持されていることが示された。High Five細胞に発現したBmAPN1の分子サイズは、BBM上に存在するBmAPN1と同程度で、細胞膜上に存在した。組換BmAPN1が活性を持ちしかも細胞膜上に提示されたことで、この発現システムは、アミノペプチダーゼとCry1Aaとの相互作用を解析する上で非常に役立つと期待された。 | ||
索引語 | 発現;細胞膜;細胞;感染;活性;培養;毒素;受容体;解析;膜 | ||
引用文献数 | 28 | 登録日 | 2011年01月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |