高電圧パルスによる微生物制御

高電圧パルスによる微生物制御

レコードナンバー751473論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20014033NACSIS書誌IDAA12076107
著者名佐藤 正之
書誌名日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering
別誌名日本食品工学会誌
JSFE
発行元日本食品工学会
巻号,ページ8巻・ 4号, p.191-199(2007-12)ISSN13457942
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抄録高電圧パルスの食品工学への応用はさほど古い話ではない。1990年以前には、ほんの数えるほどの研究報告があっただけである。1990年代半ばから論文が増え始めた。これは、米国で軍から豊富な研究費が配分されたためと聞く。ドイツはそれ以前から行っていたようであるが、報告としては多くない。2000年代に入って、ヨーロッパを始め、アジア各国でも研究グループが増加して今日に至っている。主目的は、食品の非加熱殺菌にある。日本では、水野、佐藤らが1980年代後半に研究をスタートした。様々な因子についての検討を重ね、およその傾向は掴んでいる。パルス電界の応用として、殺菌のみならず、菌体からのタンパク質の選択的放出や、不活化したタンパク質の活性化、DNA分子の切断など、まだまだ応用面としてはたくさんありそうである。食品への応用は、国内では法律的な制約もあり、実用化に至っていないのは残念であるが、米国ではFDAが前向きの方針を示しているとのことであり、今後に期待できる。さらに、広い意味でのパルスの応用として、水中の難分解性環境汚染物質の分解・除去に、パルス放電プラズマが有効であることがわかり、上下水・環境水処理への実用化が検討されている。ここでは、パルス殺菌に関するいくつかの報告をもとに、いままでに明らかにされてきたことを解説するとともに最近の話題に触れたい。
索引語電圧パルス;微生物制御
引用文献数26
登録日2011年02月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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