八郎潟干拓地大区画水田における移植前落水に伴う水質汚濁負荷量とその特徴

八郎潟干拓地大区画水田における移植前落水に伴う水質汚濁負荷量とその特徴

レコードナンバー751717論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名原田 久富美
太田 健
進藤 勇人
小林 ひとみ
伊藤 千春
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ79巻・ 1号, p.53-60(2008-02)ISSN00290610
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抄録八郎潟干拓地の農家水田において、水稲移植前落水に伴う水質汚濁負荷を調査した。水田からの水質汚濁負荷は、落水直前の湛水深と30分程度経過した後の水質分析値から推定した。70筆以上の代かき水田における移植前落水直前の水深の平均値は70mmであり、排出される水質汚濁負荷の平均値は、懸濁物質(SS)712kg/ha、有機炭素20kg/ha、全窒素5.06kg/ha、全リン0.82kg/haであった。また、SS排出量と水質汚濁物質の排出量には高い相関があり、土壌粒子の流出を抑制することが、水質汚濁負荷の抑制につながると考えられた。また、前歴が畑の場合、水田の場合よりも水質汚濁負荷の平均値は2〜3倍に高くなっていた。移植前落水時の水質汚濁負荷は強風の影響を強く受け、アメダス大潟で日最大風速が6m/sを超えた場合に強風日とすると、強風日の当日および翌日落水した場合のSS排出量は1,024kg/haであったが、一方、3日以降に落水した場合は462kg/haと大幅に小さくなった。また、湛水深とSS濃度の対数値、および排出量の対数値には有意な負の相関関係が認められ、湛水深がごく浅い状態ではSS排出量が高くなりにくいことが観察された。移植前落水直前の水深を抑制することが水質汚濁負荷の抑制につながることが示された。さらに、落水時の湛水深を60mm以下にすることができれば、排水量は3割程度削減され、SS排出量を5割程度削減できる可能性がある。
索引語水質汚濁負荷;移植;湛水深;SS排出量;落水;平均値;水田;水深;排出量;抑制
引用文献数23
登録日2011年06月29日
収録データベースJASI, AGROLib

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