亜熱帯林における森林構造特性がササラダニ群集の構造と多様性に及ぼす影響

亜熱帯林における森林構造特性がササラダニ群集の構造と多様性に及ぼす影響

レコードナンバー751756論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020541NACSIS書誌IDAA11216674
著者名唐澤 重考
書誌名名古屋大学森林科学研究 = Nagoya University forest science
別誌名森林科学研究
発行元名古屋大学農学部附属演習林
巻号,ページ26号, p.9-69(2007-12)ISSN13442457
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抄録森林生態系には多様な構造や微環境が豊富に存在するため、多様な生物が生息できると考えられている。しかし、それらが非常に複雑であることや、特に複雑な構造を形成する樹上環境が地面からでは容易には調査することのできないことなどのために未だ不明な点が多い。例えば、樹上に存在する着生植物は、森林の物質循環、構造、微気候および植物の種多様性において重要な役割を担い、かつ動物の採餌、休息および生息環境としても重要である。しかし、亜熱帯から熱帯地域の樹上生態系の一角を占める着生植物が、樹上および林床も含めた森林動物の多様性にどのように影響しているのかについてはほとんど分かっていない。ササラダニ類は世界で1万種以上が報告され、その大半は土壌に生息し土壌有機物や微生物を摂食することで、土壌有機物の分解や物質循環において重要な役割を果たしていると考えられている。一方で、ササラダニは熱帯〜冷温帯の様々な森林タイプの樹上環境においても優占することが知られている。そこで本研究では、亜熱帯林の構造特性がササラダニの群集構造および種多様性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、まず、樹上環境からのササラダニの採取方法を検討した。次に、亜熱帯の特徴的な森林であるマングローブ林において、生息環境とササラダニの群集構造および形態的特徴の関係を明らかにした。さらに、亜熱帯林内におけるササラダニの風による分散様式を明らかにした。これらを踏まえて、大型着生植物オオタニワタリ類が樹上に着生することにより創出される生息環境が、森林性ササラダニの群集構造および種多様性に及ぼす影響を明らかにした。
索引語亜熱帯林;森林構造特性;ササラダニ群集;構造;多様性;影響
引用文献数220
登録日2011年01月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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