バイオエネルギー生産ブームの世界鶏肉生産への脅威

バイオエネルギー生産ブームの世界鶏肉生産への脅威

レコードナンバー752059論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013955NACSIS書誌IDAN0014151X
論文副題(杉山道雄 訳)
著者名Windhorst H.W.
書誌名畜産の研究 = Animal-husbandry
別誌名Sustainable livestock production and human welfare
Animal husbandry
Animalhusbandry
発行元養賢堂
巻号,ページ62巻・ 2号, p.245-251(2008-02)ISSN00093874
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抄録バイオエネルギー生産はこの10年間の始めから急速な展開を始めた。バイオエタノール、バイオディーゼル、バイオガス生産の劇的増加は「21世紀末までの可能な気候変動に関する政府間パネルのシナリオ」と気候変動の経済的影響に関するスターンレポート(2006)により始まっている。この報告により全エネルギー消費量に対するバイオエネルギーの割合を高めることやバイオ燃料生産の施設建設を補助する政治家の立法活動が始められた。大量のトウモロコシ穀物、油糧作物、そしてコーンサイレージはその生産加工に使われ、その需要はさらに増加するであろう。これは鶏肉畜産業の飼料費に影響するであろう。主なトピックスは次のとおりである。(1)鶏肉生産、貿易の全世界の動向分析(2)生産地域の確定と鶏卵肉のリーディング地域(3)バイオエネルギーの鶏卵、鶏肉産業への影響分析本論分におけるおもな結論の要点は次のとおりである。(1)家禽肉生産は1970年以来急速に展開した。(2)1990年に発展途上国は生産量において先進国を追い越した。鶏卵生産が2000年であることを考えると鶏肉の南北逆転は10年早い。(3)生産の成長における地域的不均等発展がみられる。鶏肉生産は欧州と、北・中米で減少し、ブラジルと中国で増加し、南米とアジアの中心地となっている。(4)七面鳥生産はいくつかの先進地で高い地域的集中を示している。(5)生産量の増加と平行して鶏肉貿易が拡大した。2004年の生産量の12%が輸出されている。(6)鶏肉輸出の地域的集中度は高い。2004年に世界の10大輸出国のシェアは輸出量の67%、七面鳥肉輸出の91%を占めている。(7)七面鳥輸入の地域的集中度は10大輸入国が全輸出量の61%を占めるので低い。(8)鶏肉と比べ七面鳥肉の多くは先進国によって輸出される。(9)バイオ燃料と代替燃料消費の計画像は原油輸入により工業国の独立性を低めるし、環境保全に役立ち、さらに継続する地球温暖化のリスクを低めるし、また、発展を促し、先進技術の使用をし始める。(10)バイオ燃料、バイオガス生産の計画的増加は食料穀物と飼料生産用地を減少させ、動物生産のための飼料費をかなり高めるし、食料コストの増加を導き、熱帯雨林面積を減少させ、大規模単作モノカルチュアゆえに生態的問題を引き起こす。
索引語バイオエネルギー生産ブーム;世界鶏肉生産;脅威;杉山道雄;訳
引用文献数4
登録日2011年01月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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