フタル化木材の耐朽性と耐蟻性

フタル化木材の耐朽性と耐蟻性

レコードナンバー752164論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012092NACSIS書誌IDAN00240373
著者名永澤 葉子
小太刀 理恵
澁谷 栄
羽生 直人
書誌名木材保存
発行元日本木材保存協会
巻号,ページ34巻・ 1号, p.13-22(2008-01)ISSN02879255
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抄録スギ辺材を無水フタル酸で化学修飾することによって得られたフタル化木材の耐朽性と耐蟻性を、アセチル化木材と比較しながら評価した。褐色腐朽菌オオウズラタケと白色腐朽菌カワラタケによる腐朽試験の結果、フタル化木材は、アセチル化木材よりも軽度な置換基導入で、高い耐朽性を示すことが明らかとなり、その効果は特にオオウズラタケに対して顕著であった。このような高い耐朽性を付与するのに必要な置換基の分子構造の特徴を調べるために、フタル基と類似の構造を有する化学修飾木材を調製し、それらの耐朽性を調べた。その結果、無水トリメリト酸がフタル化に匹敵する高い耐朽性を付与したのに対して、無水安息香酸やcis-1,2-シクロヘキサンジカルボン酸無水物では、顕著な耐朽性が得られることはなく、フタル化木材に認められたような高い耐朽性は、芳香族カルボキシル基を有する置換基を導入した化学修飾木材に特異的であることが示された。また、耐蟻性についても、フタル化木材はアセチル化木材よりも高い抵抗性を有しているという結果が得られた。
索引語耐朽性;フタル化木材;耐蟻性;アセチル化木材;結果;付与;置換基;化学修飾木材;スギ辺材;無水フタル酸
引用文献数20
登録日2011年01月14日
収録データベースJASI, AGROLib

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