ミカンキジラミ成虫の耐寒性

ミカンキジラミ成虫の耐寒性

レコードナンバー752182論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名芦原 亘
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ51巻・ 4号, p.281-287(2007-11)ISSN00214914
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抄録茨城県つくば市で、ウンシュウミカンを収容したケージにミカンキジラミの成虫を放飼すると、寄生数は10月下旬にピークとなった。12月下旬までに0℃以下となった日が数日あり、最低極温は-3.9℃であったが、急激な密度低下は認められなかった。以後、日最低温度が0℃以下の日が連続し、最低極温が-6.4℃となる日もあった1月上旬までにすべての個体が死亡した。成虫を1月11日に野外に置いた場合、翌朝と3日目に最低温度がそれぞれ-4℃と-5℃となり、2月1日設置では翌朝と2日目の最低温度は-4.2と-5.1℃に低下したが、このときに生存率が極端に低下しなかった。成虫を1時間に1℃低下する条件で飼育すると、生存率は-10℃で42%、-11℃で11%であった。また、-6℃に3、4、5時間保持した場合の生存率はそれぞれ76、50、20%となった。成虫は15℃と12.5℃では50日以上生存し、12.5℃においては水給餌と無給餌区でも1ヵ月程度生存した。10℃以下では低温ほど生存期間が短縮した。7.5℃以下ではゲッキツ給餌区と水給餌区とで生存期間に差が認められないことから、有効な摂食を停止すると推定された。5℃(12h)/12.5℃(12h)の変温条件では成虫が50日以上生存したことから、最寒月の最低気温が5℃以上、最高気温が12.5℃以上の地域はミカンキジラミの越冬可能範囲に含まれると推定された。
索引語成虫;低下;生存率;ミカンキジラミ;最低温度;50日以上生存;生存期間;推定;12h;以上
引用文献数28
登録日2011年01月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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