ウラジロの採取率向上に向けた刈り払い効果の解明

ウラジロの採取率向上に向けた刈り払い効果の解明

レコードナンバー752203論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009168NACSIS書誌IDAA11480140
著者名加藤 万季
瀧井 忠人
渡辺 智恵子
岡田 和久
城戸 杉生
書誌名和歌山県農林水産総合技術センター研究報告
別誌名和歌山農林水技セ研報
Bull. Wakayama Res. Cent. Agri. Forest. Fish
発行元和歌山県農林水産総合技術センター
巻号,ページ8号, p.107-115(2007-03)ISSN13455028
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抄録ウラジロの採取率向上に向けた古葉の刈り払いについて、いつ、どの場所で、どのような手法で行うと最も効果的であるかを解明するため、刈り払い効果、生育に適した光環境、刈り払い適期を調査する試験を実施したところ以下の結果を得た。1.刈り払い効果を見るため、作業程度の異なる試験区で、労務量及び採取量を比較したところ、総労務量は、刈り払い区(2.7h/a)<整理区(3.8h/a)<無処理区(4.2h/a)となり、「出荷可能な枚数」は、整理区(476枚/a)>刈り払い区(412枚/a)>無処理区(300枚/a)となった、このことから、刈り払い等の施業により採取率が向上する効果が認められた、これらの結果から、1時間あたりの収入(1時間の労務によりどれだけの収入となるか)を試算したところ、刈り払い区(1,526円/h)>整理区(1,253円/h)>無処理区(714円/h)の順となり、刈り払いのみで、効率よく、収益が高く見込まれることが明らかになった。2.相対照度が異なる林分で試験区を設定して、刈り払い当年の採取量を比較したところ、「出荷可能な枚数」は、20%区(412枚/a)>10%区(288枚/a)となった、また、これらの試験区で2年間継続して採取量を調査した結果、2年目に20%区は1.5割の減少に対し、10%区は7割減少した。このことから、20%程度の相対照度の林分を活用することが有効であると考えられた。3.ウラジロの生長期である夏期の6〜9月と、冬期の3月において刈り払いを実施したところ、当年の「出荷可能な枚数」は、3月区(250枚/a)で最も多かった。これは、夏期で良好であった6月区(125枚/a)の2倍であった。このことから、新葉が発生する前の休眠期に刈り払いを行うのが適切であると考えられた。4.効率よく採取するための手法として、「ウラジロの新葉が発生する前の休眠期(冬期)に、間伐が行われているなど比較的明るい林分において、刈り払い等の施業を行う」ことが採取率の向上と収益性の増加に効果的であると認められた。
索引語ウラジロ;刈り払い;区;刈り払い効果;結果;試験区;採取量;枚数;このこ;林分
引用文献数8
登録日2011年02月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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