トウモロコシのフリント種自殖系統「Ho87」の育成とその特性
トウモロコシのフリント種自殖系統「Ho87」の育成とその特性
レコードナンバー | 752285 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004489 | NACSIS書誌ID | AA11611599 |
著者名 | 濃沼 圭一 三浦 康男 佐藤 尚 三木 一嘉 榎 宏征 重盛 勲 高宮 泰宏 | ||
書誌名 | 北海道農業研究センター研究報告 = Research bulletin of the National Agricultural Research Center for Hokkaido Region | ||
別誌名 | Research bulletin of the NARO Hokkaido Agricultural Research Center Res. Bull. Natl. Agric. Res. Cent. for Hokkaido Reg 北海道農研研報 | ||
発行元 | 北海道農業研究センター | ||
巻号,ページ | 187号, p.43-54(2007-11) | ISSN | 13478117 |
全文表示 | PDFファイル (4922KB) | ||
抄録 | 極早生で耐倒伏性が強く採種性に優れるフリント種のF1親自殖系統「Ho87」を育成した。本系統は2005年に「トウモロコシ農林交親61号」として命名登録された。「Ho87」はフランスのF1品種「アストリッド」を母材として育成された。1990年に育成を開始し、耐倒伏性や雌穂特性などについての系統および個体選抜と自殖による固定化を進めた。1998年にS6世代に達し、1999年からは各種特性検定試験が行われ、その優秀性が認められた。粒質は“フリント”、早晩性は北海道では“極早生”に属する。耐倒伏性は“極強”である。すす紋病抵抗性は“弱”、ごま葉枯病抵抗性は“やや強”である。黒穂病抵抗性は“強”である。初期生育は“良”、稈長はおよび着雌穂高は低く、稈径は細い。雌穂はやや大型で、粒列数は平均11.0列である。採種性は極早生系統としては極めて高い。花粉飛散程度は“良”である。組合せ能力は高い。本系統を種子親として初期生育に優れ、すす紋病抵抗性が強く、多収で雌穂重割合が高い“早生の早”の単交雑F1品種「ぱぴりか」が育成された。 | ||
索引語 | トウモロコシ;フリント種自殖系統;Ho87;育成;特性 | ||
引用文献数 | 12 | 登録日 | 2010年12月24日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |