カキ果実の成熟に及ぼすジャスモン酸とサリチル酸処理の影響

カキ果実の成熟に及ぼすジャスモン酸とサリチル酸処理の影響

レコードナンバー752411論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名高橋 郁夫
永田 雅靖
名田 和義
平塚 伸
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ7巻・ 2号, p.255-260(2008-04)ISSN13472658
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抄録植物界に広く分布し、新規植物ホルモンとして注目されているジャスモン酸と、エチレンや活性酸素種の代謝に関与するとされるサリチル酸が、カキ‘富有’果実の成熟に及ぼす影響を知る目的で実験を行った。ジャスモン酸メチル(MeJA)、サリチル酸(SA)、エスレルおよび過酸化水素(H2O2)溶液を果実に処理し、着色、落果および収穫時の果肉硬度を調査した結果、H2O2は強く着色を促進し、MeJAとSAも促進効果を示したが、エスレルの効果は認められなかった。また、MeJAとSA処理果では、収穫時の果皮中のリコピン含量が高く、クロロフィル含量が低かった。H2O2とエスレル処理は、激しい落果を誘発して収穫時の果肉硬度も有意に低下させたが、MeJA 500ppm区での落果はほとんど観察されず、果肉硬度の低下も認められなかった。MeJA処理は果実からのエチレン放出量を増大し、SA処理はエチレン放出時期を早めた。このように、MeJAとSAは内生エチレンと活性酸素種の生産を通じてカキ果実の成熟に関与していると推察され、MeJAはカキ果実の着色促進剤として利用できる可能性がある。
索引語MeJA;カキ果実;成熟;SA;H2O2;落果;収穫時;果肉硬度;ジャスモン酸;影響
引用文献数27
登録日2011年07月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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