トマトロックウール栽培における銀担持光触媒を利用した殺菌装置の殺菌効果と収量、品質、培養液無機成分濃度に及ぼす影響
トマトロックウール栽培における銀担持光触媒を利用した殺菌装置の殺菌効果と収量、品質、培養液無機成分濃度に及ぼす影響
レコードナンバー | 752419 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20004168 | NACSIS書誌ID | AA11608561 |
著者名 | 板東 一宏 河野 充憲 黒田 康文 ほか4名 | ||
書誌名 | 園芸学研究 | ||
別誌名 | Horticultural research (Japan) | ||
発行元 | 園芸学会 | ||
巻号,ページ | 7巻・ 2号, p.309-315(2008-04) | ISSN | 13472658 |
全文表示 | PDFファイル (3666KB) | ||
抄録 | トマト養液栽培における排液再利用のため、銀担持光触媒を用いた培養液殺菌システムを開発し、トマト主要病原菌に対する殺菌効果、病害伝染抑制効果、生育、品質、収量に及ぼす影響を検討した。殺菌装置は銀担持不織布の殺菌フィルターに蛍光灯の可視光を照射することによる光触媒殺菌装置とした。20Lの培養液に病原菌懸濁液を希釈し、培養液タンクと殺菌装置の間で循環することにより、青枯病菌は8分後、根腐病菌は4分後にほぼ死滅し、根腐萎凋病菌は16分後に初発菌数の3%の菌数になった。また、根腐萎凋病菌で殺菌装置を通過する培養液の流速を10L/min〜20L/minで検討した結果、流速が速いほど殺菌効率が高かった、殺菌装置を組み込んだ培養液循環システムは余剰液を殺菌し培養液タンクに戻す方式とした。このシステムでのトマト根腐病の伝染は局所的な感染にとどまり、顕著な伝染抑制効果が見られた。また、生育、品質、収量、および培養液無機成分濃度に対する影響はほとんどなく、培養液中、果実中の銀イオン濃度の上昇もなかった。 | ||
索引語 | 殺菌装置;収量;品質;影響;銀担持光触媒;殺菌効果;培養液無機成分濃度;生育;検討;培養液 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2011年01月27日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |