オイカワ増殖手法に関する研究

オイカワ増殖手法に関する研究

レコードナンバー752605論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名佐野 二郎
牛嶋 敏夫
稲田 善和
西川 仁
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ18号, p.59-64(2008-03)ISSN09192468
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抄録これまで、オイカワについては産卵場造成や他県産天然種苗を用いた放流による増殖事業が行われてきたものの、産卵生態に関する知見が少ないことから効果的な産卵場が造成できていない。また、放流用種苗の供給不足により放流数が激減し事業継続が難しくなってきているなど問題や課題が多い。本研究では、これら2つの増殖事業を今後効果的、かつ安定的に実施していくために必要な知見を得るため、産卵場形成条件の把握と、種苗生産のための大量採卵条件について検討を行った。産卵場形成条件の把握では、研究所内水槽を用いた適正流速や底質条件試験を行うとともに、県内主要河川である筑後川、矢部川及びその支流においてオイカワ産卵場の環境調査を行った。その結果、産卵時期は水温が概ね24〜25℃となる7月下旬〜8月、その環境は水深30cm以下の浅所でかつ流速0.3〜0.4m/sec程度、底質は中上流域とも直径2cm以下の小砂利で埋められているような場所であることが確認された。水槽試験においては底質、流速については河川の観察結果と同様の結果が得られたものの、産卵床設置水深については選択性は見られなかった。大量採卵技術の開発では、水温制御と産卵親魚最適必要数について複数の条件を設定し比較試験を行った。その結果、親魚を水温変化のある状態で飼育するとともに産卵直前に5〜7℃の昇温を施す必要があることがわかった。また1産卵床あたり15尾(雄5尾、雌10尾)の親魚を用いることが良いことも確認された。これらの条件設定を行った試験区では雌1尾あたりの平均産卵数がこれまでの10倍程度まであがり、効率的、かつ大量に採卵することが可能となった。
索引語増殖事業;知見;産卵場形成条件;把握;底質;確認;親魚;オイカワ増殖手法;研究;オイカワ
引用文献数10
登録日2011年07月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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