携帯型血液ガス分析装置を用いた健康な黒毛和種子牛の血液ガスおよび関連成分の測定値

携帯型血液ガス分析装置を用いた健康な黒毛和種子牛の血液ガスおよび関連成分の測定値

レコードナンバー752933論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020638NACSIS書誌IDAA1163152X
著者名樋口 貞行
角田 元成
書誌名日本家畜臨床学会誌 = Japanese journal of large animal clinics
別誌名Japanese journal of veterinary clinics
東北家畜臨床研究会誌
発行元日本家畜臨床学会
巻号,ページ30巻・ 2号, p.51-55(2007-10)ISSN13468464
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抄録重篤な下痢症に罹患した子牛の救命率を向上させるには下痢症に伴って生ずる電解質・酸塩基平衡異常の改善が重要であるが、黒毛和種子牛に関するこれらの情報は極めて少ない。今回、携帯型の血液ガス分析装置を供試して、生後30日以下の黒毛和種子牛および下痢に罹患している子牛の静脈血の血液ガスおよび血液生化学成分の諸成分を測定した。その結果、健康な子牛では、pHv7.35±0.09、炭酸ガス分圧(PvCO2)60.5±12.5mmHg、総炭酸ガス濃度(tCO2)33.5±3.5mEq/l、重炭酸(vHCO3(-))32.5±3.5mEq/l、Na(+)136.5±2.5mEq/l、K(+)4.75±0.65mEq/l、Cl(-)99.5±3.5mEq/l、過剰塩基(Base Excess;BE)7±4mEq/l、アニオンギャップ(Anion Gap;AG)9.35±2.65mEq/l、BUN 9±6mg/dl、血糖114.5±29.5mg/dl、ヘマトクリット(Ht)27.55±10.25%、ヘモグロビン(Hb)9.15±3.35g/dlであった。健康な子牛における血液ガスおよびその関連血液成分の測定値は、下痢症に伴う代謝性アシドーシスに陥った子牛の多くの血液成分値との間に明確な相違を示した。子牛の救急診療あるいは日常診療における静脈血液の血液ガス分析は、臨床的な意義が大きく、また本研究における健康な子牛の血液ガス諸相の測定値は、黒毛和種子牛における静脈血液の基準値になり得るものと考える。
索引語子牛;黒毛和種子牛;血液ガス;測定値;下痢症;罹患;静脈血液;携帯型血液ガス分析装置;関連成分;救命率
引用文献数5
登録日2011年02月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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