犬等の輸出入検疫規則に定められた注射法による国内狂犬病不活化ワクチンの犬における有効性と安全性
犬等の輸出入検疫規則に定められた注射法による国内狂犬病不活化ワクチンの犬における有効性と安全性
レコードナンバー | 752950 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 江副 伸介 大森 崇司 草薙 公一 ほか5名 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 60巻・ 12号, p.873-878(2007-12) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (3140KB) | ||
抄録 | 「犬等の輸出入検疫規則」に定められた2回注射法による国内の動物用狂犬病不活化ワクチンの犬における有効性と安全性を調べた。NIH法で測定した本ワクチンの抗原力価は1.7〜6.2IU/mlであり、OIEの推奨する1.0IU/mlの基準を上回った。蛍光抗体ウイルス中和試験法で測定した抗体価(FAVN抗体価)と中和抗体価とは高い相関(r=0.927)を示し、検疫規則で有効とされるFAVN抗体価の0.5IU/mlは、中和抗体価で25倍に相当した。1カ月間隔で2回注射後1カ月目の中和抗体価は1,655倍であり、その後1年目の中和抗体価も176倍と有効抗体価を維持した。1年間隔で2回注射後1カ月目の中和抗体価も3,096倍と高かった。なお、犬に5用量を1回および10用量を3回注射しても異常は認められず、検疫規則に定められた2回注射法は犬に有効かつ安全であると考えられた。 | ||
索引語 | 中和抗体価;犬;犬等;輸出入検疫規則;有効性;安全性;2回注射法;測定;FAVN抗体価;検疫規則 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2011年01月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |