リターの分解と塩基動態に基づくリターライシメータ法の有用性の評価

リターの分解と塩基動態に基づくリターライシメータ法の有用性の評価

レコードナンバー753058論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名笠井 槙子
馬場 光久
佐藤 亮太
杉浦 俊弘
小林 裕志
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ79巻・ 2号, p.173-179(2008-04)ISSN00290610
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抄録リター分解とそれに伴うリター中の塩基の減少量およびリターから溶脱した塩基量の各項目について測定できるようにしたライシメータ法を考案した。ライシメータ法とリターバッグ法によりリターの分解およびリター中の塩基動態について比較した。1)リター残存量の分解速度定数はライシメータ法とリターバッグ法との間に有意差は見られなかったが、リターバッグ法の方が大きい値を示した。2)全Caはリターバッグ法では含有量がリター残存量の減少と共に増大したが、ライシメータ法ではこうした関係が見られなかった。しかし、残存量はいずれの方法においても設置時から減少した後、増加した。3)交換性Caは、リターバッグ法、ライシメータ法共に設置時から分解に伴って非交換性Caが交換性Caに変換されることで含有量が上昇したと考えられ、その結果、リター残存量が減少したにもかかわらず交換性Ca残存量が増加した。4)全Mgはライシメータ法で明瞭でなかったもののリター残存量の減少とともに含有量が低下した。その結果、リターバッグ法、ライシメータ法のいずれも設置時から同様に全Mg残存量が減少した。5)交換性Mgは残存量の変動が2つの方法で類似していたが、含有量とリター残存量との関係は異なる結果であった。全Mgの60%を占めていた交換性Mgは物質収支の影響を受けて変動していたと推察された。これらのことから、Mgについてはさらに検討が必要であるものの、ライシメータ法を用いても重量減少に伴う交換性Caの動態について設置後10ヶ月間はリターバッグ法同様に評価できると判断された。
索引語ライシメータ法;リターバッグ法;リター残存量;含有量;リター;分解;減少;交換性Ca;塩基動態;評価
引用文献数11
登録日2011年06月29日
収録データベースJASI, AGROLib

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