肥育豚への牛乳給与が発育・肉質に及ぼす影響
肥育豚への牛乳給与が発育・肉質に及ぼす影響
レコードナンバー | 753188 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00013985 | NACSIS書誌ID | AN00381852 |
著者名 | 大口 秀司 成瀬 俊一 栗田 隆之 ほか2名 | ||
書誌名 | 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center | ||
別誌名 | Research bulletin of the Aichi Agricultural Research Center | ||
発行元 | 愛知県農業総合試験場 | ||
巻号,ページ | 39号, p.61-66(2007-12) | ISSN | 03887995 |
全文表示 | PDFファイル (2997KB) | ||
抄録 | 食品廃棄物を食品循環資源として飼料等に有効利用するために、牛乳と市販飼料の混合液状給与が発育、と体成績及び肉質に及ぼす影響について検討した。試験は市販飼料を給与する対照区、市販飼料と牛乳を1:1、1:2、1:3の割合で混合給与する1:1区、1:2区、1:3区の4試験区を設け、30から110kg時まで実施した。1.肥育前期では牛乳の混合割合が多くなるにつれて1日平均増体量が高くなり、飼料要求率も改善された(P<0.05)。しかし、肥育後期では差は認められなかった。全期間を通じては、牛乳を混合給与した区が対照区に比べ、増体に優れる傾向が見られた。また、飼料要求率は1:2区、1:3区で改善された(P<0.05)。2.と体成績については牛乳の混合割合が高くなるにつれて、背脂肪厚が高くなる傾向が認められたが、それ以外の項目については差は認められなかった。3.肉質については背脂肪内層の融点が1:2区、1:3区で対照区より高くなった(P<0.05)。また、腎脂肪の融点も同様の傾向を示した。また、その他の項目には差は認められなかった。4.「しゃぶしゃぶ」による官能検査において、差は認められなかった。以上のことから、市販飼料と牛乳を混合給与することにより、若干、厚脂になる傾向が認められるが、1日平均増体量、飼料要求率が改善され、脂肪融点が高く、しまりのある豚肉生産が可能であることが示唆された。 | ||
索引語 | 牛乳;市販飼料;差;傾向;肉質;対照区;混合給与;2区;飼料要求率;改善 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年01月18日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |