近世から明治・大正期の資料にみる災害抵抗性の在来稲について

近世から明治・大正期の資料にみる災害抵抗性の在来稲について

レコードナンバー753203論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014870NACSIS書誌IDAN0038751X
著者名小川 正巳
猪谷 富雄
書誌名農業および園芸 = Agriculture and horticulture
発行元養賢堂
巻号,ページ83巻・ 2号, p.260-273(2008-02)ISSN03695247
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抄録江戸時代から明治時代にかけての古文書・文献から、諸々の災害に対して抵抗性を示す稲の品種に関しての調査や検討がすでになされた。本報はそれらの報告をふまえて、さらに詳細に江戸期から明治・大正期における資料類を渉猟し、日陰・風・水・塩・冷水・霜による被害に対して抵抗性あるいは順応性を示すと思われる稲の品種を選出し、そしてそれをとりまく稲作の状況などについて論考したものである。ここに登場する在来稲の多くは現存せず、その抵抗性・順応性を科学的に証明することは難しいが、品種名から農民の諸々の災害から稲作を守ろうとする願望さらにはかつての稲作状況の一端を読み取ることができる。一口に日本列島といっても温暖な西南地域から冷涼な東北地域、そして肥沃で温暖な平野から瘠せた高冷地とさまざまであり、農耕に対する気象的障害は地域によって大きく異なる。したがって、それぞれの地に発生する諸々の障害を少しでも防ごうとして、各地の農民は独自に稲作の長い歴史にわたって新しい品種を求め続けてきたのである。
索引語明治;大正期;資料;災害抵抗性;在来稲
引用文献数69
登録日2011年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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