マウス線維肉腫の移植腫瘍系モデルにおける腫瘍増殖に対する銅キレート剤トリエンチンとX線照射の複合効果

マウス線維肉腫の移植腫瘍系モデルにおける腫瘍増殖に対する銅キレート剤トリエンチンとX線照射の複合効果

レコードナンバー760048論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名林 正信
平井 亮
石原 勇介
ほか3名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 10号, p.1039-1045(2007-10)ISSN09167250
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抄録銅は血管新生に必要であることが広く知られている。私共はマウス可移植性線維肉腫QRsp-11細胞を使用した移植腫瘍系において銅キレート剤であるトリエンチンとX線照射の複合処理の腫瘍増殖に対する効果を検討した。また、腫瘍細胞と内皮細胞におけるin vitroでの複合処理による細胞致死効果の相互作用について検討した。トリエンチン処理マウスにおいて腫瘍組織と血清中の銅濃度は非処理マウスに比べて有意に低い値を示した。腫瘍細胞の移植後10〜24日の間、トリエンチン処理あるいはX線照射したマウスにおいては対照のマウスよりも腫瘍体積の増加は遅いことが示された。3GyでのX線照射とトリエンチン処理は腫瘍増殖に対してほぼ同程度の抑制効果を示し、また、3GyでのX線照射とトリエンチンでの複合処理はX線を6Gy照射したマウスにおける腫瘍増殖と同様な抑制効果を示した。これらの結果はトリエンチンとX線が腫瘍増殖に対し相加的に抑制効果を有することを示した。QRsp-11細胞とマウスならびにウシ内皮細胞をX線照射後トリエンチン処理した際の細胞生存率はトリエンチンあるいはX線での単独処理した細胞の生存率の積とほぼ同一の値を示した。また、トリエンチンで前処理した後にX線照射した細胞の生存率は前処理しなかった細胞の生存率よりも低いことが示された。
索引語腫瘍増殖;トリエンチン;X線照射;マウス;複合処理;抑制効果;X線;細胞;生存率;検討
引用文献数49
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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