シスチン/テアニン投与による抗原特異的なIgG抗体産生の増強

シスチン/テアニン投与による抗原特異的なIgG抗体産生の増強

レコードナンバー760090論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名栗原 重一
柴原 進
蟻坂 はるみ
ほか1名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 12号, p.1263-1270(2007-12)ISSN09167250
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抄録ヒトMφを用いたin vitro系で、シスチンとグルタミン酸の同時添加は、単独添加と比較して免疫機能に影響を及ぼすグルタチオン(GSH)の合成を増加させる。経口摂取したグルタミン酸は腸管で代謝されることから、主に肝臓でグルタミン酸に代謝されるテアニン(γ-グルタミルエチルアミド)が、in vivoへのグルタミン酸供与体として機能するのではと考えられた。そこで本研究では、シスチンと(もしくは)テアニンの経口投与が生体内GSHレベルと免疫応答に及ぼす影響について検討した。抗原刺激前11日間のシスチン(200mg/kg)とテアニン(80mg/kg)の投与は、抗原刺激6時間後の肝臓の総GSH量を増加させた。そこで次に、シスチンと(もしくは)テアニンの投与がTヘルパー(Th)1/Th2細胞のバランスに及ぼす影響について調べた。Th1サイトカインであるインターフェロン(IFN)-γとTh2サイトカインであるインターロイキン(IL)-10の血中の比を解析したところ、抗原刺激24時間後、同時投与ではIL-10/IFN-γ比が上昇した。この結果から抗体産生について解析したところ、一次抗原刺激前の同時投与で血中の抗原特異的なIgG抗体産生が増強することが明らかとなった。以上の結果から、シスチンとテアニンの同時投与は、GSHレベルとTh2応答の上昇を介して、抗原特異的なIgG抗体産生を増強すると考えられた。
索引語シスチン;テアニン;IgG抗体産生;グルタミン酸;影響;同時投与;増加;代謝;肝臓;γ
引用文献数32
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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