ダールラットにおける心筋線維化に対してプロスタサイクリン誘導体(ベラプロストナトリウム)の長期投与が及ぼす作用

ダールラットにおける心筋線維化に対してプロスタサイクリン誘導体(ベラプロストナトリウム)の長期投与が及ぼす作用

レコードナンバー760091論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00004754NACSIS書誌IDAA10796138
著者名金重 辰雄
才田 祐人
田中 綾
ほか5名
書誌名The journal of veterinary medical science
別誌名Journal of veterinary medical science
J. vet. med. sci
発行元Japanese Society of Veterinary Science
巻号,ページ69巻・ 12号, p.1271-1276(2007-12)ISSN09167250
全文表示PDFファイル (3324KB) 
抄録ベラプロストナトリウム(BPS)は、経口投与可能なプロスタサイクリン誘導体である。BPSは冠循環促進、心筋および血管保護作用、また心筋線維化抑制作用を有すると思われるが、圧負荷疾患におけるBPS投与による血行動態、心機能の変化および各相の心筋肥厚に対する効果については不明である。したがって、本研究では心筋線維化に対するBPS長期投与の効果についてダールラット高血圧性心不全モデルを用いて検討した。6週齢時に、ダールラットを3群(8%食塩摂取およびBPS投薬群;BPS、8%食塩摂取およびBPS非投薬群;HHF、低食塩摂取および非投薬群;Control)に分割し、17週齢時まで観察を実施した。17週齢時のBPSおよびHHF群における生存率はそれぞれ87.5%および47.1%でありBPS投与による有意な死亡率低下が認められた。17週齢時の心房収縮期最大流速/拡張早期最大流速および心重量体重比は、BPS群においてHHF群と比較して有意に低値を示した。HHF群では、主に左室心内膜層および右室壁において重度の線維化が認められ、BPSおよびControl群と比較して有意に高値を示した。本実験において、BPS長期投与は非代償期における拡張機能の低下および心筋間質線維化を抑制し、BPSが高血圧性心筋肥大に対して有効であることが示唆された。
索引語BPS;HHF群;ダールラット;心筋線維化;プロスタサイクリン誘導体;ベラプロストナトリウム;BPS投与;効果;BPS長期投与;食塩摂取
引用文献数31
登録日2011年01月13日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat