トルコギキョウの野生種の特性と新品種の育成

トルコギキョウの野生種の特性と新品種の育成

レコードナンバー760131論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20032223NACSIS書誌IDAA12213489
著者名藤原 博文
兒玉 泰
書誌名大分県農林水産研究センター研究報告. 農業編 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center, Agriculture Section
発行元大分県農林水産研究センター
巻号,ページ2号, p.65-84(2008-03)ISSN18819206
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抄録1.アメリカ合衆国の標本館でトルコギキョウの標本を調べ、野生種の自生分布を推測した。2.アメリカ合衆国のトルコギキョウの自生地で野生種の自生状況の調査を行った。その結果、野生種が自生するための環境条件は、直射日光が当たり、風通しが良く、発芽から生育初期の頃は水分を必要とし、その後はやや乾燥する場所を好むと思われた。3.大分県独自の品種を育成するために、小輪多花性の野生種Eustoma exaltatum(L.)Salisb.ex G.Donを主に導入を行った。4.トルコギキョウの野生種について、本県の気象条件での特性調査を行った。その結果、高温期の厳しい栽培条件でも開花期の早晩性が多様で、ボリュームがあり、ロゼット性が弱い等の特性があり、本県のオリジナル品種の育成にあたり、育種親として有望であると考えられた。5.高温条件下でもロゼット化しにくい形質をもつ野生種との交雑により得られた系統は、後代で高温条件下での選抜を繰り返すと、ロゼット化しにくい系統が高率に得られることが明らかになった。また、高温条件に遭遇してもロゼット化しない形質は、遺伝的に後代に残りやすい形質であることが明らかになった。6.野生種を交配親とした選抜育種を行うなかで、白や桃は比較的早く花色が固定し、八重形質も育成しやすい形質ということが明らかになった。また、花色の変異拡大を図る場合には、花色の濃い系統が有効である可能性も示唆された。7.1995年から野生種を交配親として、特色のあるオリジナル品種の育成に着手し、選抜をくり返しながら小輪で花数が多く花の形が独特な5系統を育成した。2001年11月に品種登録の出願を行い、2005年2月に4品種が品種登録された。育成した品種はいずれも中生〜中晩生で、品質も対照品種に比べ、切り花重が重く、茎も剛直で、分枝数が多かった。また、花蕾数が多く、ボリュームがあった。
索引語トルコギキョウ;野生種;特性;新品種;育成
引用文献数2
登録日2011年02月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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